おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

バベル

2007-05-11 18:42:25 | 外国映画
『 バベル 』
[監][案][製]アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
[出]ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア・ベルナル 役所広司 アドリアナ・バラッザ 菊地凛子

 モロッコを旅する米国人夫婦の妻を突然、ライフルの弾丸が貫く。夫のリチャードは妻を抱えて、医者がいるという村へと急ぐ。一方、その銃の登録者である東京の会社員ヤスジローは、ろうあの娘チエコの反抗に悩んでいた。

≫≫ 公式サイト

07/05/08 【 微妙 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ



 ん~・・・何が言いたかったんだろう?と言うのが一番に感じたこと。

言葉が通じない世界で如何に相手のことをお思いやることができるか・・・?
と言うことを表現したかったのかな?
だから『バベル』と言うタイトルをつけたのか・・・?
『バベルの塔』の話を知らなければ、『バベル』と言うタイトルだけでは
『バベルの塔』と言うことは想像できてもストーリーを解釈することは難しかったのではないだろうか・・・?

私自身、遠い昔に『バベルの塔』の話は読んだものの、内容はすっかり忘れてしまっており、映画を観る前に検索してそう言う話だったとあらためて認識してたからこそ何とか理解できたのだが・・・
ただ、何も考えずに観ていただけでは“ライフル”と言うひとつの物体を媒体にして繋がっている4つの国での5日間の出来事にしか過ぎないと思う。

ブラピ扮するリチャードは妻の置かれた状況上仕方がないことなのかも知れないけど、乳母がお気の毒だと思った。
もう少し思いやりを持ってあげればいいのに・・・
だから、妻を悲しませてもいたんだろうけど・・・

せっかく日本人もアカデミー賞にノミネートされるような作品に出演することができるようになってきたと言うのに、ちょっと物足りなく感じる消化不良な映画でした、、、。

07-53 シネマックス

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

2007-05-11 18:24:44 | 邦画
『 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 』
[監]松岡錠司
[原]リリー・フランキー
[脚]松尾スズキ
[歌]福山雅治
[出]オダギリジョー 樹木希林 小林薫 内田也哉子 松たか子 勝地涼 仲村トオル 小泉今日子 宮崎あおい

 1960年代の九州で、両親が別居して“オカン”に引き取られた“ボク”は、やがて上京し美術大学へと通う。バブル崩壊後、イラストとコラムの仕事で生活の糧を得た彼は、ガンの手術をした母を東京に呼び、同居を始める。

≫≫ 公式サイト

07/05/08 【 微妙 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ

 何かねぇ~・・・

期待しすぎとったんかなぁ~・・・

大泉洋主演のドラマを観た時に、「なんか違う」と思って途中で観るのを止めた。
もこみち主演の月9の蓮ドラも1回目をチラッと見ただけで止めた。

原作を読んだ時に、主人公が4歳から中学を卒業するまで生活したところが地元だと言うことがすぐに分かった。
単線の終点の駅で駅前にある長い階段は通学の時に毎日駆け下りた階段やし、
配給所は小さい頃よくおつかいに行ったし、“オカン”のお母さんがリヤカーを引いていた長い坂も知っとう。

「3・2・1、どっかーん!」のマイトが爆発する音も毎日聞いたし、
引込み線の線路やボタ山で遊んでた光景も全て目に浮かぶ。

その後、弟の同級生のお母さんが“オカン”と仲良しで東京の“マー君”の家にも遊びに行ったことがあると言うことや、私の友達の叔母さんが“マー君”の叔父さんの奥さんだったと言う、なんかすっごいご近所的な事実も分かり、実際すっごく近くに住んでいたわけで、その地元が舞台になると言うことでの興味と、予告編を観た時に、駅のホームにある駅名表示板に 【→ いそみつ】と実際にあった駅名が書かれていたのを見たもんやから、余計に興奮して期待が高まってしまったのかも知れん・・・

【いそみつ】と言う実際にあった駅名は出とったけど、住んどったた単線の終点の駅名は【宮川駅】になっとったし、“宮川バス”には笑ろた・・・そんなバスなかったし・・・(苦笑)
炭鉱名も微妙に変わっとって“西島炭鉱”になっとったし・・・
中学の時に住んどったと言う病院も炭鉱の病院で個人病院やなかったはずやけど、入口付近の造りはあんな感じやった。

脚本がどうとか、ストーリーがどうとかやないで、違うんよ、、、。
エンドロールを観てたら、撮影協力の中に地元の地名は入っとらんやった、、、。
やっぱしね、、、。
田川石炭資料館は出とったけど、田川とは全然違うやん!?
ちゃんと“マー君”の育った町にも石炭資料館はあるやん!?
何でそこに資料収集に行かんかったん!?
そここそ、その町の舞台になった炭鉱の本家本元の資料がいっぱいあるはずやけど・・・!?
炭鉱の形態からして違うし、炭住だって全然違う!
あの風景はまるで戦後の闇市場のようなそんな光景やった、、、。
少なくとも、1960年代のあの町の光景では到底ありえんかった!
ものすごガッカリした、、、。

だけ、ストーリーがえらい霞んで見えた。
原作を思い出しながら観たからまだちっとはなんとかなったけど、、、。
主人公を演じたオダギリジョーは今までの中では一番よかったと思う。
オダギリジョーのボソボソとした語り口が雰囲気をかもし出しとったと思う。
他の配役もよかったと思う。
でもねぇ~・・・もうちょっと何とかならんやったんかねと残念でしょうがない、、、。

地元にいる人達はこれを観てどう感じたんやろか~・・・?
弟の同級生のお母さんはどう思ったやろう・・・?

そして、原作者はどう思って観たんやろう~・・・?
原作者の本音の感想を聞いてみたいもんだ、、、。(笑)

07-52 シネマックス