おまけの人生・・・

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ハンニバル・ライジング

2007-05-14 18:45:52 | 外国映画
『 ハンニバル・ライジング 』
監]ピーター・ウェーバー
[原][脚]トマス・ハリス
[製]ディノ・デ・ラウレンティスほか
[出]ギャスパー・ウリエル コン・リー リス・エバンズ ケビン・マクキッド

 第二次大戦下のリトアニア。両親と妹を失ったハンニバルは終戦後、孤児院へ送られる。やがて彼は脱走し、パリの叔父を訪ねるがすでに他界。叔母ムラサキに迎えられ成人した彼は、叔母を侮辱した肉屋に殺意を覚える。

≫≫ 公式サイト

07/05/09 【 ◎ 】
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 友達から「ちょっと気色悪いよ」と言われたので、
「『パヒューム』みたいに?」と聞いたら、
『ハンニバル』は「痛い」で、『パヒューム』は「気色悪い」と言い直され、
『SAW』シリーズくらい痛いのかな?と覚悟して観たけど全く大丈夫だった!
どころか、『SAW』は観てて顔を背けたくなるくらい「痛い!」と思ったのだけど、
こっちは小気味よく感じるほどで、もしかして私って“ドS”?と思ってしまった、、、。(笑)

目の前で両親を失い、そして、監禁された挙句に妹までもが残忍な殺され方をしてしまい、幼くして心を失ってしまったハンニバル・レクター
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』と今までのハンニバル・レクターシリーズの原点とも言うべきこの作品は“人喰いハンニバル”がどのようにして形成されて行ったかと言うところが興味の的だったのだが、思わず「うぅ~む・・・」と心の中で唸ってしまうほど納得させられるものがあった。

ただ、今までの3部作のハンニバル・レクターを演じたアンソニー・ホプキンスの印象が強すぎて、つい今回のギャスパー・ウリエルと比べてしまい、何となくイメージが違うような感じがするのは否めないのだが・・・
まだ年若い青年だから、青臭さと、荒削りなところと、復讐心に凝り固まった残忍な部分だけが表面に出ていたんだろう~・・・
これから、段々と年を重ねて行きながら、医学のみならず多方面に渡っての知識を修得して行き、洗練された上品な感じになって行ったのだろう~・・・
とは言ったものの、やったことは残忍なことには変わりはないのだが・・・

ウィキペディアでハンニバル・レクターを検索すると実に詳しく紹介されていた。
こちら

これからこれもシリーズ化になるのだろうか・・・?
どんな感じで成長して行くのか興味津々なところである。

しかし、レディ・ムラサキ/コン・リーの日本人はちょっと意外だった。
コン・リーが日本人を演じたのが意外と言うのではなく、
何故日本人が絡んでいるのかと言うことが意外だったのだ。
予告編で鎧冑が出てきたから、あのマスクのために鎧冑が必要だったのかと思っていたのだが、日本人が絡んでいると言うことでの鎧冑だったんだ?
日本の武術を学ぶことによっての精神統一の修行のため?
その辺の意図がちょっと理解できなかったが、中々面白かった!

07-54 TOHO