わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

「明治期の油彩画を見る」で,青木 繁

2007年08月30日 23時50分31秒 | 美術散歩

毎週木曜日の講座「明治期の油彩画を見る」で、
最終回の今日は藤島武二、和田英作、青木 繁、原 撫松でした。
青木は福岡県久留米の出身、ブリジストンも元は久留米の地下足袋屋。
                    

そんな縁で石橋正二郎が青木の作品を収集したようです。そしてブリジストン美術館や石橋美術館のコレクションとなった次第です。
青木は「美校」(東京美術学校=現東京芸大)に入学し黒田清輝の指導を受けました。
しかし、黒田の画風とはなじめなかったようで、独自の画風になって行ったようです。
彼は上野図書館に通ったりして、文学書を始め、哲学、神話、宗教の書物を読んでいたようです。
そのためか、どこか浪漫主義的な画風になって行ったようです。
美術学校を卒業後その夏友人たちと出かけた房総府良を題材として「海の幸」を画きました。
この「海の幸」は第9回白馬展に出展して大きな反響を呼びました。

 

作品としては未完成なのにねえ・・・