テーマは、照明を工夫した狂言と能の試み
歌舞伎、文楽、狂言はコミュカレで講習を受けたので多少予備知識はありますが、
能は門外漢。でも今回のは意表を突かれた感じでした。
公演の初めに主宰の中森貫太さんから解説やお話がありました。
演目ですが仕舞二曲と狂言、能
狂言は「鳴神」
これは雷さまが空の雲から足を踏み外し地上に落っこちてその後の笑譚。
ここで青色証明が効果的に使われていました。
雷の稲光に合わせて青色照明が点滅。狂言と言う性格からもこれは行けてます。
能は「天鼓」
これはっちょっと悲しいお話し。
とても音色の好い鼓の持ち主の天鼓から鼓を取り上げ、更に彼を池に投げ入れてしまう。
しかし、主を失った鼓は好い音が出ない。天鼓を殺した天皇が彼の供養をすると池の中から天鼓が出てきて妙なる音色を奏で舞を舞う。
青色照明は池の水面を現すとともに、命を奪われた天鼓の悲しさまでもあらわしているように思えました。