わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

歌舞伎座百三十年 芸術祭十月大歌舞伎 夜の部

2018年11月02日 14時07分49秒 | 古典芸能

 

 

今月は玉三郎の芸の伝承が見所。

演目:...
一、宮島のだんまり(みやじまのだんまり)

二、吉野山(よしのやま)義経千本桜より 静御前 玉三郎  狐忠信 勘九郎

三、助六曲輪初花桜(すけろくくるわのはつざくら)花川戸助六 仁左衛門 揚巻 七之助

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/586

「だんまり」とは舞台設定が真っ暗闇の中だとしていて、舞台上の役者は右も左も分らぬと言う状態として演じる。ただ実際の舞台は真っ暗だと客席から見えないのである程度明るい。

吉野山は静御前と家来の佐藤忠信(実は狐の化身)との道行。
桜の花のもと静が華麗に舞う。玉三郎ならではの世界。
歌舞伎座新装開店の時は海老蔵とのコンビだったような。

助六は歌舞伎十八番のうち。團十郎家のお家芸。
いつも見るのは團十郎や、海老蔵が助六をやり、花魁揚巻を玉三郎がやる。
でも今回は芸の伝承と言う事で揚巻は七之助。
玉三郎は助六の母親役でちらっと顔を見せる程度。

今月は華やかな玉三郎ワールドでした。