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マイナンバー制度をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された厚労省情報政策担当参事官室室長補佐、中安一幸容疑者(45)。都内のITコンサル会社に入札で便宜を図った見返りに賄賂を要求、受け取った額は2011年から計数百万円に上るとみられている。
中安容疑者は兵庫県出身。高校を卒業後、1991年に神戸市にある国立病院の事務官として採用された“ノンキャリ”だが、現在は各地で講演もしたり、北大大学院の客員准教授も務めていた。
「主に医療情報のIT化に携わり、05年に本省の係長に就任。“ITのプロ”として省内でも一目置かれ、医療関係者やIT業者など省外にも顔が広かった。高飛車な性格で、ワインレッドのシャツにごつい指輪をはめ、省内を闊歩。上司も何も言えなかったそうです。12年からマイナンバー制度のシステム構築に関わっていました」(厚労省関係者)
贈賄側のコンサル会社社長は、そんな中安容疑者の人脈のひとりで、5年ほど前から付き合いがあった。「贈賄についてはすでに時効ですが、コンサル会社は09年1月から今年6月までに6件、総額14億4700万円を厚労省から受注していました。昨年の売り上げが2億4000万円の会社ですから、中安サマサマでしょう。厚労省以外に経産省、総務省、内閣府とも“取引”していただけに問題が“飛び火”する可能性もあります」(捜査事情通)
中安容疑者の自宅はJR大宮駅から車で10分ほど。敷地面積約40坪の一戸建てで、近隣住民によると、中安容疑者はバツイチ、いまは再婚した妻と3歳の娘の3人暮らしだった。
「引っ越してきたのは十数年前ですが、3、4年前から髪を伸ばして後ろで束ね、ヒッピーみたいな派手な服装をするようになった。てっきりホストだと思っていました。まさか官僚とはねえ」(近隣住民)
中安容疑者はワイロとして受け取ったカネをカードやローンの支払いなどに充てていたようだ。厚労省は昨13日の会見で「(中安容疑者は)マイナンバーの具体的なシステム設計をしているわけではなかった」などと、事件による制度への影響を否定したが、とてもうのみにはできない。
「個人情報を暗号化する優れた技術があっても、“ヒューマンエラー”があれば流出は防ぎようがない。マイナンバー制度にも“穴”があることを行政側が自ら“証明”してしまったような事件です」。
人事院が行うⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種の試験は主として各省庁に共通する官職を採用するための試験です。そのほかに、国税専門官や労働基準監督官などの専門職の試験、防衛庁職員や国会図書館職員など人事院以外の機関が個別に行っている採用試験があります。
Ⅰ種合格者は、いわゆるキャリア組と呼ばれる幹部候補生で、本省庁と地方支分部局の間を往復しながら早いスピードで昇進していきます。Ⅱ種合格者は中堅幹部候補生で、本省庁のほか地方機関での採用もあり、地元で働きたい人にも適しています。Ⅲ種は事務系と技術系の職種に分かれており、各省庁の出先機関など現場で直接国民と向きある仕事に就きます。平成11年度からはⅡ種、Ⅲ種の職員のうち優秀な人材を幹部職員へ登用することとなりました。
受験資格
Ⅰ種 21歳以上33歳未満の者。学歴制限はないが大学卒業程度の学力が必要
Ⅱ種 21歳以上29歳未満の者。21歳未満でも短期大学、高等専門学校、これにじゅんずる学校を卒業見込みの者
Ⅲ種 17歳以上21歳未満の者。郵政事務A・Bは25歳未満、税務は20歳未満の者
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肩書き的には高卒で国家Ⅲ種なので通常ノンキャリアはⅡ種、キャリアはⅠ種が正解なのでは...Ⅱと簡単に言うけど、まず大卒レベルでないと受からない。一次試験受かっても二次面接で、どこの省庁からも声がかからないと採用はパーとなる。
余りにも調子に乗りすぎて目を付けられたか...相手企業に税務調査が入れば直ぐ判る事、国のお金が入っている会社、癒着など税務署はまず、疑っている。そんなに世の中甘くないぞ。