eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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高圧リークメーター動作の確認

2021年06月13日 | eつれづれ

高圧リークメーターによる漏洩電流測定検証で別のデモ機DGRでやってみる。

高圧受電回路には漏洩電流30mAが流れているものとして試験器より電流を零相変流器(ZCT)に貫通させて流す。前回の方向性SOG制御装置デモ機の零相変流器(ZCT)は漏電警報器用のもので電流入力とmV出力が異なる。

この時の高圧リークメーター表示は30mAで一致している。

次に校正ツマミを回して14mA~15mAに合わせる。

方向性地絡継電器(DGR)の電流感度0.2Aまであげて行く(零相変流器(ZCT)貫通電流)。

同じ様に高圧リークメーター表示も210mA表示となる。

ここで継電器は設定通り動作した。

これで判った事は受電状態での漏洩電流mA、地絡電流0.2A感度に対して現在、どの程度の漏れか判断可能。
当然、漏洩電流はIo=合成電流なので静電容量分は+となっている。
机上の綺麗なIo=合成電流なので現場PASでは、どの様な結果になるのか。
尚、電圧要素は、ここでは関与しないので電流位相を変化させても関係なし。
次回の定期点検ある事業所で確認してみる。


これのコンセプトは何なの!

2021年06月13日 | eつれづれ







この高圧リークメーター数値が高圧回路より漏れている電流の表示。
高圧側の高圧ケーブル、キュービクル機器の静電容量は無視(入力が無い)の様だ。
Kt.Ltに15mA/20HzでIc電流をキャンセルするのか...。
定期点検時に高圧絶縁抵抗測定をやり1000MΩ~4000MΩを確認、受電後に高圧リークメーターによる漏洩電流測定して何mAとなるのか検証すれば直ぐ判る。
現場サイドでは色々な汚い電流が流れているので6MΩキープも困難か?。