
高圧リークメーターによる漏洩電流測定検証で別のデモ機DGRでやってみる。

高圧受電回路には漏洩電流30mAが流れているものとして試験器より電流を零相変流器(ZCT)に貫通させて流す。前回の方向性SOG制御装置デモ機の零相変流器(ZCT)は漏電警報器用のもので電流入力とmV出力が異なる。

この時の高圧リークメーター表示は30mAで一致している。

次に校正ツマミを回して14mA~15mAに合わせる。

方向性地絡継電器(DGR)の電流感度0.2Aまであげて行く(零相変流器(ZCT)貫通電流)。

同じ様に高圧リークメーター表示も210mA表示となる。

ここで継電器は設定通り動作した。
☆
これで判った事は受電状態での漏洩電流mA、地絡電流0.2A感度に対して現在、どの程度の漏れか判断可能。
当然、漏洩電流はIo=合成電流なので静電容量分は+となっている。
机上の綺麗なIo=合成電流なので現場PASでは、どの様な結果になるのか。
尚、電圧要素は、ここでは関与しないので電流位相を変化させても関係なし。
次回の定期点検ある事業所で確認してみる。