eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)のSO表示事故ドンーンと発生...底面変形した構内柱PGS。

2022年11月04日 | eつれづれ

既に電力は現場を探し到着待機中。PAS自動開放しており管理者到着を待つ。事業所は近くなので程なく着く。

個別回線毎に高圧絶縁抵抗測定...NG回線の数値はレッド表示。

PGS内部はバラバラとなったか。

真っ暗の中、電力ネットワークにて自分の財産であるPCT異常有無の確認作業...短絡発生時は必ず点検する。

夜明けと共に工事会社員と一緒に昇柱してPGS等の確認。

89と有るので既に33年は経過、PGS(SF6ガス)だがボルコンカバー内部には松枝がビッシリ入っている。

異常に底面が膨らんでいる、その内爆発か。

当時のカタログにあったPGSは結構、流行ったが今は無い...全溶接なのでリサイクル、エコに馴染まず消滅した。

今のPASはリサイクル容易となる様に簡単にバラバラとなる。

以前、交換したPGSのSF6ガス抜きをして内部を確認した画像フォルダがあったので参考にUP。

この様なチンポ棒が入る。

回路のストロークは余りない事が判る...つまり区分開閉器としては使えない...参考になったか!。

構内柱上のPGS内部短絡で変電所一時、とばしたが第1柱SOG制御装置にて自動開放。再閉路成功したが電力の調査もあり、帰ったのは深夜となった。

原因となったPGS線を外して仮接続、送電にて朝7時に受電開始する。今日は△◯□大会でナント165名の来場との話。

ギリギリセーフで間に合った...変な話だが感謝、感謝のお礼。

本体、全溶接なのでガス逃がしないのか...カメPASは爆発した時に抜けるヶ所があった。

最近はSF6ガスの機器に恨まれているのか訳の判らない事故が多い様だ、経年劣化に要注意。