電力変電所DGRのオープンΔの零相電圧(Vo)と地絡抵抗or静電容量の関係。
地絡抵抗2000Ω、静電容量2.5μF時の零相電圧(Vo)は787V発生する。
対地電圧6600/√3=3810Vでグラフの様に変化する。
位相角は88.48°なので、殆ど静電容量で90°近い...合成零相電流(Io)は1.85Aが流れるのでPAS例0.2Aの10倍は流れる、零相電圧(Vo)も5%(190V)整定、この地絡事故では完璧にPASはGRトリップ開放する。
上のエクセル88.48°進みなので動作領域に入っているのでPASはGR動作する。
DGR動作→零相電流(Io)+零相電圧(Vo)+位相角+時限。
山には色々な小動物がいるが感電は悲惨だ。
キュービクルの交流負荷開閉器(LBS)を三相、渡りショートで破裂し肉片が飛び散ったヘビ...PASは短絡、地絡とも反応せず扉開けるまで、気づかなかった。急きょ、停電して撤去と清掃も大変だった。
ヘビの頭が左下にあるが、後方で何がおこったか判らない顔している。
坂道で何か長いものを...見たら車に引かれたヘビだった。既に胴体破裂して動けない、そのうち鳥が気づき掴み...昇天か。
何処にでもいるヤマカガシの様だ。
これは以前に工事やさんからの感電したヘビのメール情報で以前に当ブログにUPしたもの。電流が入った、抜けた所が判る。
ここからヘビ生態についての豆知識。
ヤマカガシは危険、要注意。
分布:本州、四国、九州に分布しています。
特徴:全長60~120cm。地域により変異がありますが、色彩が鮮やかで赤・黄・黒の斑紋があるのが特徴です。
生態:平地から山林に広く生息し、主にカエル(オタマジャクシ含む)を食べます。
水辺を好み、河川、池沼、水田等で多く確認されます。
毒性:主に出血毒です。
国内のヘビの中で最も強い毒を持ちます。
毒は、牙と背中の毒腺から出されます。
口の奥に牙があり、深くかまれると毒が注入されます。
かまれた場合の症状:血が止まりにくくなる、全身性出血(消化管、脳等)、血尿など。
以上、GR事故を通り越してグロテスクなものをUP...参考までに講義?しました。
柄の長い鎌は電気屋の必須アイテム、短い鎌でのツル伐採等は危険。
☆
零相電圧(Vo)が発生した場合、電力変電所では電圧、電流、地絡抵抗も表示、記録されるハズ!...まだまだファクターは当然あると思うが。
零相電流(Io)も殆どIc(対地静電容量成分電流)が占めていることが判る。