あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

塩谷蔵(しおやぐら)

2017年04月03日 05時53分39秒 | グルメ

  

今回は猪苗代町にある塩谷蔵です。

場所は猪苗代町のメインストリート、東邦銀行がある通りです。

じつはこの店は数年前に訪問したのですが、改装工事で

入れませんでした。

それっきりになっていたのですが、今回訪問しました。

あとで聞いた話なのですが、改装していたのは店ではなく、

お店は当時から営業していたそうです。

うわー、そうだったのか。

猪苗代町で一番古いそば屋さんだそうです。

  

いつもの天ざる、と言いたいところなのだが、

ちょっと興味を引く物を発見。

辛み大根おろしそば+天ぷらを注文。

「いわゆる高遠だろ?」って思ったのだが、辛み大根の

「汁」につけるのではない。

つゆに辛み大根おろしを入れるのだ。

まあ、つけ汁に辛み大根の汁を混ぜて「高遠そば」としている店も

あるから、広い意味では同じだな。

  

おっ、きたきた。

そば粉はブレンドした物を使っているそうです。

十割かと思っていたのですが二八でした。

誤解のないように言っておきますが、

「そばは十割以外認めん」なんてことは言いません。

二八でも十分おいしいです。

つゆはオーソドックスなタイプ。

「つるよし」で食べた、とんでもなく辛いあざき大根の記憶があるから、

少しずつビビりながら投入。

でも、それほど辛くない。ピリ辛程度。

逆に、それでよかった。

あざき大根はマジで辛いから、100%だとそばを食べるどころでは

なくなる可能性がある。

そこであざき大根汁と普通の大根汁をブレンドして、「高遠汁」に

している店も多い。

ちなみにあざき大根は、金山町、三島町の特産品です。

本当に辛いよ、注意してね。

  

天ぷらは抹茶塩で食べます。

おまけにふきのとうの天ぷらを追加してくれました。

うんうん、うまいよ。

  

あまりそばのことを詳しく聞いていると、

「めんどくせえ、客がきたな」と大将の登場となるパターンが

多いのですが、今回も大将の登場です。

酒焼けした、人のいい方でした。

実は、そばを食べている時間より、大将と話している時間の

方が長かったんです。

途中から奥さんも参戦してきました。

やっぱり、ある程度そばのことを知っている人だと、話し甲斐が

あるんでしょうね。

そばは痩せた土地でも育つため、昔から米の代用として

育てられてきた過去がありますが、大将の話だと、

「昔田んぼだった土地にそばを植えると、そばが泥臭い」

らしい。

昔ならそれでもガマンして食べていたが、飽食の現代では

お客においしいと言ってもらえるそばを育てるには、専用の畑で

肥料もちゃんと与えなければならなくなっているらしい。

しかたなく食べていた時代から、あえてそばを選択して食べてもらわな

ければならない時代になっている。

それなりのクオリティを求められるのは当然かもしれない。

「そばが嫌いってヤツは、ガキの頃の不味いそばが頭に残ってるんだよ」

とも言っていた。

「そばって、天ぷら付けてくんねえと利益でねえんだよ」

うー、まんまと作戦にはまったわけやね。

  

レジ担当の奥様の話。

「食事が終わって、『領収書ください』、って言われたから、

 デ○ーズ様って書いたのよ。ファミレスの人もうちで食事するのかしら、って

 思っていたら、後日そのファミレスに行ったら、うちとまるっきり同じそばを

 出してるのよ。」

信じるか信じないかは、あなた次第。

  

おまけ

  

ついでにモバイルバッテリーの性能をチェック。

20分で9%回復か・・・まあまあの成績。