あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

ならし運転

2017年04月21日 05時04分16秒 | 写真

 

そろそろ私のデジイチが本格稼働する時期なので、

その前にならし運転も兼ねて裏磐梯へ。

けっこう細かい不具合が見つかるんだよ。

バッテリーがへたってる、とかね。

 

裏磐梯はいつも、ゴールデンウィークをターゲットに整備する。

だから、駐車場はまだこんな状態。

 

早春しかみられない毘沙門沼の色。

私もはじめてみた。普通はもっとコバルトブルーなのだが、

いつも早春の今だけ緑が強いらしい。

 

おまけ

 

通常、作品を発表する時はおまけ的なことは

記事にしないのだが、けっこう面白かったので。

 

何十年も裏磐梯に通っているが、はじめて五色沼の

売店の主人と話をする機会があった。

ブルドーザーで除雪をしている人がいたのだが、

いつも通っている道は、いつ頃通れるようになるか聞いたのだ。

長く通っていると、お気に入りのコースがあるんだよ。

そしたら意外な答え。

「あそこは、私の土地じゃねえから、わかんねな」

あらら、北塩原村の役所の人じゃなかったのね。

毘沙門沼の前の売店のご主人だった。

けっこう、五色沼周辺は地主が細かく分かれているらしい。

一番の観光スポット、毘沙門沼の前のところは、

売店の主人の私有地だそうだ。

何十年も他人の私有地に入って、写真を撮っていたわけやね。

お土産買わなくてスマン。

私有地だから、その気になればご主人が立ち入り禁止に

することもできるんだよ。

地元の写真屋と商業写真の契約をしているのに、

勝手に記念撮影されて、それを売られたりして。

それを注意しても、ここは国立公園だから国のものだ、

と勘違いして、

「おめえ公共の場所の売店のくせに、なに偉そうなこと言ってんだ」

と言う観光客もいるそうだ。

「大人だから、言いたいことはいっぱいあるが、言いませんけど」

と言っていた。

冬なんかは、勝手に入られて勝手に事故られても、所有者の

管理責任を問われるから、弁護士立ち会いで立ち入り禁止の

看板を立てるそうだよ。

くれぐれも、マナーを守ってくださいね。

「いっそのこと、国に買ってもらったらどうですか?」と聞いたら、

「そしたら、従業員は公務員を配置すんべ。俺の仕事なくなっちまあ」

と言われたよ。うーん、なるほどねえ。むずかしい。