山茶花のみちのくびとに媚びて咲く 山口青邨
会津天王寺は四季折々の花を楽しむことができますが、ことしもまた、境内に山茶花が5弁の花を咲かせました。秋の終わりから初冬にかけての花ということで、雪国に住む者の心を慰めてくれます。もともとは四国や九州が北限であったのですが、品種改良されたおかげで、会津でも見られるようになったのです。青邨のその句は、厳しい冬を前にしたみちのくびとをおもんばかって、精一杯に愛嬌を振りまく花であることを表現しています。
山茶花のみちのくびとに媚びて咲く 山口青邨
会津天王寺は四季折々の花を楽しむことができますが、ことしもまた、境内に山茶花が5弁の花を咲かせました。秋の終わりから初冬にかけての花ということで、雪国に住む者の心を慰めてくれます。もともとは四国や九州が北限であったのですが、品種改良されたおかげで、会津でも見られるようになったのです。青邨のその句は、厳しい冬を前にしたみちのくびとをおもんばかって、精一杯に愛嬌を振りまく花であることを表現しています。