天台宗の一隅を照らす運動機関誌「きらめき」の令和2年夏号が発刊されました。表紙は、一隅を照らす運動キャラクターの「しょうぐうさん」が手を合わせたイラストに、10歳の風間樹菜さんの「お友達とたくさん遊べますように」との自筆のお願い事が書かれています。
特集は「理念を軸に地域医療を目指す」というテーマで、滋賀県草津市の草津総合病院の平野正満病院長を紹介しています。平野病院長は「この病院からも比叡山を仰ぐことができますから、1200年受け継がれてきた『一隅を照らす』という教えを基本理念として掲げ、私たちにも受け継がれていることを機会あるごとに、職員に話をしています」と語っておられ、記事では伝教大師の御心が医療現場で活用されていることにスポットを当てています。
また、「きらめき法話」では、阿純孝千妙寺御住職が「目はうしろにはついていない」という一文を投稿されています。仏教的には眼(目)・耳・鼻・下(口)・身(皮膚感覚)の五根と意識や意志を司る意根がありますが、五根が前向きならば、意根だって同じだと思うべきということから、「私は前に進みたい」と書いておられます。
このほか、岩手県奥州市黒石寺の「竹あかり」や漫画で見る「お盆って何ですか?」(画群馬教区西前橋部善性寺長靖順氏)、落語家露の団姫の「まるこの川柳小噺㉜」も掲載されています。
お読みになりたい方は会津天王寺(0242-54-5054)までご連絡をお願いいたします。
合掌