慌ただしい年の瀬を迎えて、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。正月が近づくと決まって私は、元三大師様(912~985)に手を合わせたくなります。とくに今年は去る11月21日にお大師様誕生の寺である玉泉寺(滋賀県長浜市)に参拝いたしましたから、なおさらです。
お大師様は天台宗の僧侶で、正月三日に亡くなられました。一般的には良源と呼ばれていますが、諡号は慈慧大師です。さらには、御廟大師(お墓の呼び名)、角大師(自分の姿を鏡で映したところ角があった)、豆大師(悪を滅する、小僧の豆によって難を除けた)などから、以上の呼び名がありました。
第18代天台座主でもあられます。法華大会などを盛んにし、天台宗中興の祖師と仰がれているばかりか、民間レベルでも観音、不動の化身として崇拝され、魔除けの大師として有名です。門下は四哲といわれる人たちを始め、約3千人ともいわれています。
合掌九拝
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