くろ豆炊きました

漸くこの日がやって来た。2日間部屋に居ても大丈夫な日を狙っていた。
勿論火を使うのでその場を離れられない。

三週間前長野にあんずを見に行った際仕入れて来たくろ豆を炊く日が来た。
他のお豆は其の侭になっているが気合を入れているくろ豆炊き。

くろ豆は直ぐにしわしわが出来たり十分柔らかく煮えなかったりするので難しいと思っていた。
友達のお宅は4人家族。全員が大の豆好きなんだそうで、色々なお豆を度々炊くそうだ。

「くろ豆は美味しく炊く自信がある」日頃大人しい彼女が、このくろ豆に関しては自信満々なのだ。
ハイハイおっしゃる通りに炊いてみましょう。と言うと間も無くファックスを流してくれた。

私が作ったからって彼女にご馳走できる訳でもないのに有難い事だ。
どうやら読んでみると食べる迄に三日もかかるのでハイパッパと言うわけにはいかないので
この日を狙っていた。

予定が入れて無くて出来れば雨ならなお良いわと・・・・天候は荒れ模様で昨日から激しい雨。
少しでも美味しいお豆を食べたいばかりに力が入る。

ファックスを冷蔵庫に貼りイザ～～ツ。

《材料》くろ豆300g　砂糖250g　塩大さじ半分　しょうゆ1/4カップ　水10カップ　重曹小さじ半分
　　　　錆びた釘5.6cmの物15本

　　　※錆びた釘は入れなかった。
　　　※余り喉がひりひりする程甘いのは好みでは無いので砂糖は220gにした。



丁度300g入りだった。とても新鮮な豆。

①奇麗にくろ豆を洗ってざるに上げ置く。


②釘を入れる場合はガーゼか布巾で作った袋に入れ口をくくる。(私は省略)
③大き目の深鍋に水を入れ、沸騰したら重曹、調味料、釘を入れ火を止めてくろ豆を入れ、其の侭
一晩漬け置く。

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夜は明け今日朝8時再度スタート。

④鍋を強火にかけ沸騰寸前に火を弱め、丁寧にアクをすくう。
⑤差し水カップ半分を入れ煮立ちを止める。

④⑤を繰返したら濡らした落としブタをする。

⑥その上に鍋のふたををし、ふきこぼれない様に、ごく弱火にして8時間位煮込む。


　弱火の火力には丁度良かったポータブルコンロ

⑦豆が膨らみ煮汁がひたひたより、少し多めになったら火を止める。
⑧煮汁につけた儘(釘も入れた儘)一昼夜置いて味を含ませる。ハイ召上れ！となる。

今日5時前丁度炊き上がったので味をみた。……ウマっ
明日まで待てない。今すぐ食べたい。お豆もふっくらと柔らかく炊けた。
こんなに真面目に煮物をするってのも珍しい事、いや初めてだ。昨夕から明日まで述べ三日間も
時間をかけるなんて・・・普通なら我慢できない事。今日でも十分美味しいんだもの、食べちゃいたい！。

30年前に買ったポータブルコンロ、実際ボンベ一本で何時間使えるか試すのに丁度良いタイミング。
弱火で約5時間持ちましたよ。中火なら2.3時間かしらね。
震災時にはこれと水を頼りにしている。数日間は頼りになる震災グッズになるだろう。
今日残っていたボンベを使い切ったので明日3本セットを補充しましょう。

そんな事より早く食べたい。内緒でむしゃむしゃ食べちゃいましょ(*^^)v