セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

ミュージカル座:ひめゆり観劇

2012-07-08 | ライブ
      

      

堂本光一君の名前/来客の目を引いていた。 
  
   
一階のフロアーは花篭で埋まっていた。岩崎宏美さんのご主人、今拓哉さんも出演なのに、お花は無かった。主役より目立っちゃいけないのかな?

                             

子供の頃からダンスが好きでずっとダンス人生を送っている明惠ちゃんからの手紙。

初演から18年も経っているそうで、オリジナルメンバーは自分一人になってしまいました。
「今回が最後かも」と、リアルに思っています。是非・・・・
と書かれてあり
何が何でもと予定を決め出かける事にした。

本当に時の流れは早く、ぼつぼつ演出等のスタッフの方へまわる様になってきたそうだ。有名な女優さん達にダンスを教えたりと言う話も聞いていた。きっと生涯この世界で生きて行くんだろうなーと思う。

ひめゆり】陸軍病院は、暗い壕の中で重傷兵士が苦しみもがく生き地獄でした。出演者の多くが、沖縄の陸軍病院跡を訪れ、息の詰まるような壕の中の恐ろしさを体験しています。

陸軍病院20号壕入口
沖縄陸軍病院南風原壕群20号入口  

明恵ちゃんの現地視察記「壕は、扉を開けて中にはいると、すごい湿気でした。扉の奥にもう一つ扉があって、そこをはいると、180㎝×180㎝の当時のままのトンネルになります。上も下も全部土です。壕を掘るのを、当時の学徒も手伝ったそうで、壁にはつるはしの跡が残っています。壕の中は本当に真っ暗でした。普段東京で生活していると、本当の真っ暗を経験しないので、緊張して足がすくむ思いでした。」HPより

平成生まれの若者も増えて来た中、太平洋戦争の激戦地沖縄で現実にあった出来事も、忘れ去られようとしているし、「ひめゆり」と聞いても全くピンと来ない世代になっている、と。
歴史を忘れてはいけない、白紙にしてはいけないと、ミュージカル座では続けて上演して行くそうだ。

今回の客演主演は、キミ役の神田沙也加さん。松田聖子ママの娘さんとして有名だが、ママは少しハスキーがかっている色っぽさが有るが、沙也加さんは透明感のある声、美しい声質。
未だ未だこれからが楽しみと言うところだろうか?

3時間の長い舞台で、皆さんパワフルな舞台を見せてくれた。パワフルと言うより悲壮な悲痛な感じが歌の中からじんじんと伝わってきた。
歌で心を表現すると言う難しさ、皆さんが頑張ってお稽古したのでしょう。

歌も卓越した?としか表現できないが、人の心を感動させる一流の舞台だった。
誰がと言うのではなく全員が選ばれただけある歌唱力だった。
ハーモニーが独特で音を綾なしている様な複雑なハーモニー。お見事でした。

作曲・編曲・音楽監督 山口也
脚本・作詞・演出・振付 ハマナカトオル

お二人のコンビも最初から印象に残り大好きなコンビ。終わった後も音楽が暫く残る。

 熱演の後、着がえていたけど元気一杯。
                    お疲れ様でした。ひめゆり女学生なので泥んこでした。