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笑日和

わんこと楽しく

応援に行ったつもり。

2011-04-25 14:39:00 | 福島県

ケン一家、3月11日の震災以来初めて東北道を走ってみた。

湾岸・首都高と順調に走り、東北道へ。

栃木までの風景は、千葉の辺りと変わらない感じで、あちこちの家の屋根が壊れていて、

例の青いビニールシートを被せた家があちこちにある感じ。

それが、栃木県を過ぎ福島県に入ると、こんな電光掲示板が出現する。

高速の道も栃木までとは全然違う感じ、

土砂崩れがあったり、走っていると道が平らではないので、

車が、ぐ~んぐ~んと沈む沈む。

通行出来るようにはなっているけど、とりあえず走れる程度に軽く舗装してある感じ。

路肩にはまだ、割れた道やら崩れた塀の箇所がたくさんあり、そのたびにパイロンが置かれていました。

 

東北道から磐越道に向かうと、原発のある辺りは通行止め。

 

福島へ向かう東北道のSAにて・・・

黄色と緑色のビニールシートに包まれた四角い物を積んだトラックがたくさん。

これ、仮設住宅。

 

たくさんいました。

この他に、自衛隊の車もいたりして、いつものSAじゃなかった。

 

従妹の結婚のお祝い何がいいかな?・・・

どうせ買うなら、大好きな福島の復興のために、福島で選ぼう・・・

それを決めてからテレビを見ていたら、三春の滝桜は観光客もいなく・・・なニュースが流れて・・・

えーっ、何だか風評被害って酷いなー・・・、せっかく行くんだから始めに寄って行こう・・・

な流れで、まずは桜を見に行った訳ですが・・・

 

テレビで放送、

そこまではいいのですが、24日(日)が見頃でしょう・・・

などと言うものだから、すんごく混んでいてびっくりです。

ただ、いつもなら観光バスもたくさんだし、他県ナンバーもたくさんなのに、

9割は福島ナンバーの車でした。

 

樹齢1000年の滝桜、1000年に一度の震災も初めてだったかな。

よく頑張った。

 

ケンケン2回目の滝桜。

1000年のパワーをもらいつつ、春の香りにうっとり中。

 

そう、今回の福島は、応援のつもりで出かけたのです。

原発から50㌔くらいですかね、町のおじいちゃんやおばあちゃんが一生懸命に頑張っていました。

ここに来るまでの道も、あちこちで地球が口を開けてる箇所があり、

いつもは出店がたくさんなのに、それはなく夜間のライトアップも中止されています。

ここに応援の募金箱があったので、ケン一家も応援。

 

さてさてケン坊ちゃま。

福島の旅で疲れたか、お家に着くと大きなあくびです。

 

って、こらーっ。

ケンケン、自分の家ではないのにくつろぎ過ぎっ、福島は郡山にある、かふぇくんちですよっ。

急遽、福島へ行くことになり応援のつもりで声をかけました。

「おうちが大変なことになっているので、びっくりしないでください」とは言われていたんです。

そうは言っても・・・生活出来ていると言うし・・・、な感じで考えていたら。

ナビをたよりに近くまで来て、「近くまで来てるんですが、わかりませーん」な電話をしたら、

かふぇくんちの前に車を止めて電話していたようで・・・

かふぇママさん「あれ?家の前にいる車がそうかな?今外に出ますー」

ケン一家って、つくづくバカっぽいっ。

家の前から電話してるなんて、恥ずかしい。

かふぇくんち、ご覧の通りです、1階の屋根も2階の屋根も大変なことになっていて、

屋根だけではなくて、外壁やら家の中も大変。

後ろのお宅は家が傾いてしまって、もう住めないのですでに引越したそうです。

震災のとき、ママさんはお仕事で東京に来ていて、

そのためにパパさんはかふぇくんのためにお休みをしていて、

出掛けていたんだけど、地震の起きる5分前に家に帰って来たんだそう。

パパさん曰く・・・すごい揺れのあとに、パラパラと瓦が上から落ちてきたんだそうです。

かふぇくんも怖かったんでしょう、あの日以来、人にピッタリとくっついているようです。

未だに屋根の瓦が手に入らなくて困っていました。

この日も、パパさんが屋根に上り、雨が漏れてくるところを一生懸命に直していました。

どなたか瓦が手に入るところを知りませんか?とのことです。

この辺り、原発の影響で、どのお宅も洗濯物を外に干していませんでした。

ママさんは、かふぇくんの散歩に困っていました。

かふぇくんだけでも避難させようか・・・まで考えて、

千葉でも預かりますからね~、いつでも言ってくださいよ~。

ママさんもうちでよければ、いつでも泊まりに来てくださいな~。

ちょうど草が生え出して困っています、

うちに来て草むしりしながらケンガーデンでかふぇくんと遊んでくださいな~。

ほんとによく似ている、かふぇくんとケンです。

 

かふぇくんちをあとにして5分くらいすると、普通に災害派遣の自衛隊の車が走っています。

 

かふぇくんちをあとにして20分くらいすると、

あー、見えて来たーっ、パワースポットの磐梯山が。

この大震災で、よく頑張った。

 

この冬は雪もすごかったみたいで、まだこんなにたくさん雪あります。

 

猪苗代から裏磐梯へ上る道。

今回の震災で5~6か所崩れてしまいました。

最近ようやく、普通車だけが片側通行で通れるようになったんだそうです。

道が真ん中から、ぱっくり割れてるところもありました。

このあと、原発から10㌔圏内から非難して来た浪江町の人たちがいる宿に行きました。

みなんなで、お茶でもしながらお話でもしているのかな?なんて想像しながら行きました。

宿の入り口にはたくさんの靴が脱いであるので、中には人がいるんだろうに、

驚くほど、シーンとしていました。

一人のおばさんが、車の中で一人でたばこを吸っていました、聞くと浪江町から非難してきた人でした。

自分の家ならば、居間でテレビでも見ながら一服しているだろうに、

宿に避難出来ても、10人くらいのよその人たちとの生活、ストレス溜まるよね。

ここに避難している人はみんな、わんこ連れ。

ホームページがあるので見て下さい。

 http://www.p-papa.com/

 

悪い人がいますねー。

被災地に行って、被災者の人からお水をもらって来た家族がいるんだそうです。

ニュースで見ていませんか?

 

それってケン一家じゃないの?

あっ、困りましたー、こんなひどい事したのはケン一家でしたー。

水の話をかふぇママさんとしていたら、箱で用意してくれたんです。

ケンのところも買えるようになったので、と話たんですが。

そこが東北の人の優しいところなんですよねー。

知らないうちに車に2箱も、かふぇパパさんが積んでいたんですねー。

でも、実際ビックリしました、箱で売ってるお水は震災以来、お目にかかったことないもの。

しかも、怪しい見たことない感じの水じゃなくて、普通のよく見ていたお水、びっくり。

かふぇ一家へ・・・、大変なときなのにどうもありがとう。

 

今回は、大好きな福島へ応援のつもりで、かふぇくんちを含め4ヶ所に応援に行って来ました。

応援のつもりで日帰りで出かけた帰り道、福島県内で大きな虹が。

 

 逆に、元気をもらって帰って来たように思います。

津波の来たひどいところへは行きませんでしたが、

やはりテレビで見ているのと、実際に自分の目で見るのでは全然違います。

でもね、おじいちゃんやおばあちゃんは元気にがんばっていました。

 

あるおじいちゃんに、「この辺りもすごい揺れだったでしょう?」と聞くと、

「いや~、この辺りはそうでもなかったよ、震度6弱くらいだったから」

 

おじいちゃーん、震度6弱って、すごい揺れなんですよぉー。

 

がんばれ、東北。って言っていたのに・・・

頑張っています東北・・・だって。

すごい人たちです。

上の文字・・・ちなみに「かえる」で文字になっています。

 

 

 

コメント (8)
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