笑日和

わんこと楽しく

それぞれが。

2023-09-20 16:27:19 | 日記

 

以前にも載せたもの。

左、色白と言われている母ちゃんの手。

右、それを上回る白さ、

闘病中のつよしの手。

 

2年半もの闘病中に、

赤血球、血小板の輸血を繰り返していました。

 

特に赤血球の輸血後には、

↓こんな写メが送られてきてね。

『ほら見てよ!血管が浮き上がっているよ!』

 

それは、それは、嬉しそうでした。

 

つよしがこの世を去ってから、

喪失感の中で必死に過ごしている母ちゃんですが、

動きを止めると、良からぬ方へ行きそうで、

ずーっと動きっぱなしな毎日です。

 

家の片付けも一段落した頃、

さてー、次はどうしましょう。

 

そこで↑思い出しました。

 

つよしは、善意ある皆様のおかげで助けて頂きました。

つよし本人が恩返しができないのならば、

代わって母ちゃんがしましょうよ。

 

近くのショッピングモールに献血のバスが来る。

早速、予約を入れて。

 

希望としては、400mlの全血献血でしたが。

体重が足りなくて、200mlしかできませんでした。

 

受ける患者のリスクを減らすために、

現在は400mlが主流だそう。

 

つよしが亡くなったショックと、

あれから動きっぱなしなこと、

それが良くなかったか。

 

体重50kg以上ないとやってもらえないのだそうだ。

それでも、普段ならばバスでは200mlの献血はやっていないところ、

その日はたまたまやっていて。

小さな子供への輸血に回されるそうだ。

 

こんなおばちゃんのでごめんよー。

と、心で謝りながら。

 

頑張って体重を増やさないとね。

 

献血カードとやらを作りました。

その後に、スマホからでも使えるようにもしてみました。

 

すると、次回の献血可能な日のお知らせが来る。

 

ちょっと献血に詳しくもなってきて。

体重が50kgなくてもできる献血がありました。

 

つよしもお世話になっていた、血小板。

これは、成分献血というものらしく、

体重が40kgあれば良いみたい。

しかし、

あー、、、なんと、これも母ちゃんダメみたい、

女性は54歳まででしたー。

 

この血小板の輸血は、なかなか届かなくて、

つよしは、朝から待って、結局は夜に届いた事もありました。

採取して4日しか保存ができないそうで、

特につよしのような重い病気の人は、

血小板の血液型以外の型も近づけるようなので、

それは、それは、大変だった。

名古屋から届いたときには、

きっとその人に連絡が行って、

わざわざしてもらったのかもしれないなー。

感謝ですよ、本当に。

 

それでー、

母ちゃんにも出来た、成分献血は、

『血漿』(けっしよう)献血でした。

条件があるが、69歳までできるようだ。

近所に来る献血バスではやっていないので、

千葉駅にある献血ルームに、

勇んで予約しましたよ。

これが2回目。

 

400mlの全血献血は短時間で済みますが、

成分献血は時間がかかります。

必要な血漿成分だけ摂取して、

赤血球は身体に戻すからだ。

採取して赤血球を戻すを2回繰り返す。

だから時間がかかるのだ。

 

そのためか、どの血液型も、

《非常に困っています》と出ています。

足りていないと言う事だ。

 

母ちゃんがしてきた、血漿は、

輸血にも使いますが、

半分は製剤に使うんだとか。

 

免疫グロブリン製剤としても。

神経難病にも有効な製剤となるそうだ。

 

つよしが、どこかの誰かに助けられたように、

母ちゃんの血漿も、

どこかの誰かに役に立てればそれでいい。

 

健康寿命が続く限り、献血へ通いますよ。

つよし、

母ちゃんは今、こんな事をしています。

 

母ちゃんが献血へ行っている間、笑ちゃんは、

ばあちゃんと留守番で、

和室の床間が、

冷んやり冷えたフローリングだと勘違い、

気持ち良さげに寝ています。

 

母ちゃんと家に帰ってきてからは、

わんわん、わんわん、母ちゃんを威嚇して遊んでいます。

つよし、

この、わんわんが聞こえますか?

 

この笑顔が見えますか?

 

母ちゃん、笑ちゃん、

それぞれが、こんな風にして過ごしています。

 


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