映画「ハウルの動く城」を観ました。
英国の作家D.W.ジョーンズの原作「魔法使いハウルと火の悪魔」をベースにした宮崎駿監督のアニメ作品。
ハウルという魔法使いに関わったため、呪いで老婆にされた少女の恋物語です。
まず感じたのが、「この映画、原作とは別物なんだなあ」ということです。もしも映画に、原作の持つ軽妙洒脱なジョーンズ世界を期待してしまうと幻滅するかもしれません。原作既読者はあらかじめそこのところを理解してから観たほうがよいだろうなあ、と感じました。
そして、次に感じたのが「内容がストレートに「恋物語」だった!」ということです。正直、驚きました(^^;。真っ向恋物語、というコンセプトに絞った結果、劇的なカタストロフを与えるのとはちょっと違ったタイプの作品に仕上がったのではないかと感じます。
老婆という隠れ蓑の陰で揺れる少女ソフィーの心の動きに主眼を置き、それを取り巻く面々の暖かな、ときにしたたかな人間模様が謎解きを交えて描かれているわけですが、ソフィーとハウルの関係性と謎解きの比重が微妙にふらついていたようにも感じられました。ただしこれは、私がたまたま原作既読であったがゆえに、原作では最後まで隠されていた「恋物語」としての側面を前面に押し出した脚色に戸惑いを覚えたせいかもしれません。いずれにせよ、見方によって簡単にも難解にもなる映画だと思います。
マイベストはカルシファー(^^。全編を通じて良い味を出していたと思います。
宮崎アニメの美しさと飛翔の浮遊感は健在、極上のクオリティは一見の価値ありかと。おすすめです。
余談ですが、一番のびっくりはエンドロール。
ひそかに声優陣にTEAM-NACS総出演だったのには「やられた!」と(笑)。
DVDでの確認が楽しみです(^^;。
英国の作家D.W.ジョーンズの原作「魔法使いハウルと火の悪魔」をベースにした宮崎駿監督のアニメ作品。
ハウルという魔法使いに関わったため、呪いで老婆にされた少女の恋物語です。
まず感じたのが、「この映画、原作とは別物なんだなあ」ということです。もしも映画に、原作の持つ軽妙洒脱なジョーンズ世界を期待してしまうと幻滅するかもしれません。原作既読者はあらかじめそこのところを理解してから観たほうがよいだろうなあ、と感じました。
そして、次に感じたのが「内容がストレートに「恋物語」だった!」ということです。正直、驚きました(^^;。真っ向恋物語、というコンセプトに絞った結果、劇的なカタストロフを与えるのとはちょっと違ったタイプの作品に仕上がったのではないかと感じます。
老婆という隠れ蓑の陰で揺れる少女ソフィーの心の動きに主眼を置き、それを取り巻く面々の暖かな、ときにしたたかな人間模様が謎解きを交えて描かれているわけですが、ソフィーとハウルの関係性と謎解きの比重が微妙にふらついていたようにも感じられました。ただしこれは、私がたまたま原作既読であったがゆえに、原作では最後まで隠されていた「恋物語」としての側面を前面に押し出した脚色に戸惑いを覚えたせいかもしれません。いずれにせよ、見方によって簡単にも難解にもなる映画だと思います。
マイベストはカルシファー(^^。全編を通じて良い味を出していたと思います。
宮崎アニメの美しさと飛翔の浮遊感は健在、極上のクオリティは一見の価値ありかと。おすすめです。
余談ですが、一番のびっくりはエンドロール。
ひそかに声優陣にTEAM-NACS総出演だったのには「やられた!」と(笑)。
DVDでの確認が楽しみです(^^;。