はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン」12月11日公演。</font>

2005-12-11 23:58:56 | ラーメンズ
札幌の道新ホールで上演されていた、小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン」12月11日公演の13時および18時公演を見て参りました。
昼公演は少々おとなしめ。
しかし、夜公演、すなわち札幌楽公演では小林氏の心を垣間見るような、不思議な一体感に満ちたステージでした。
私が勝手に推察するに、小林氏は今回の公演エンディングでは言葉を発しないと決めているように思えます。
カーテンコールで現れるたびずいぶんと言葉を飲み込んでいた小林氏。
が、楽公演。
4コール。しかしそれでもなお鳴り止まぬ拍手。袖からゆっくりと現れ、客席を見渡す小林氏。ふっと何かが緩む。感無量の表情を浮かべると、意を決したように両手で観客を制す。静まりかえる会場。見守られる中、口元に手を添え、大きくたった一言「ありがとうございました!」。
伝えたいことすべてがたしかに伝わっていたと思います。不思議な瞬間でした。
札幌公演最後の最後にして唯一の言葉。心に響きました。