<font size="-3">NAMIKIBASHI症候群。</font>

ひょんなことから機会を得て、原子力関連の防災研修へ行って参りました。
学生時代の放射線学授業や、アイソトープ取扱関連の講習は受けたことがありましたが、今回の研修は実習まである本格的なもの。サーベイメーターで放射線を測定したり、防護服を着たり脱いだり、危機管理の説明を受けたりなんだり。
講師による講義ももちろんありましたが、こういった研修につきものなのが、そう、研修ビデオ。
科学番組的なものはまだ大丈夫。
が、しかし。
『原子力災害発生を想定したドラマ風ビデオ』これがいけません。妙に冷静でにこやかなニュースキャスターと無表情な解説員、都合の良すぎるタイミングで頻出する「只今入った情報によりますと・・・」の台詞。VIDEO VICTIM2 のTRASH BOYを思いだしてしまい、笑いをこらえるのに必死でした。
ところが、これもまだ序の口だったのです。
『放射線防護装備の取扱い』、これは強敵でした。
眼光鋭い青年が防護服の脱着法を実演するハウツー映像なのですが、いちいちJapanese TraditionやSAKURA WONDERFUL JETを連想させるショットがたくさんあり過ぎなのです。きわめつけは防護マスクの解説文句「マスクは顔に密着させます。フィルターを手で押さえ、息を吸って息苦しくなることを確認しましょう。」
わかります、ええ、言いたいことは良くわかる。空気がもれちゃいけないと。しかし、「息苦しくなることを確認」って・・・。
これにはさすがに吹き出してしまいました。

もはや、ハウツーものの映像を冷静には見られない不届きな体質になってしまったようです。
麺病の皆様方、NAMIKIBASHI症候群にも御用心を。