はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

「リトル・ブリテン」。

2007-02-19 01:09:45 | さもないこと
wowowをつけていたら、英国のコメディ番組「リトル・ブリテン」に遭遇。
わぉ。
これが、めっぽうおもしろい。
『伝統的趣味、女装』に度肝を抜かれ、『首相と補佐官』に爆笑。
モンティ・パイソンの系譜を引くような30分のオムニバスコント。
ラディカルかつおおらかな自虐的笑い。
演技や映像もハイクオリティ。
秀逸。
しかも制作元はイギリス国営放送BBC。
わ~ぉ。
こういう番組を国営放送がしれっと流してしまうところに英国文化の厚みを感じます。

ところが、これは見逃せないぞ、と調べてみたら、なんと、どうやら今日が最終回だった模様。
残念・・・!
再放送熱望です。

追:日本にも似た感触のコメディがあるような気がして、見ながらずっと気になっていましたが、さきほどふと思い当たりました。
ずいぶん大人し過ぎるけれど、NHKの「サラリーマンNEO」が似た雰囲気でしょうか。
それと、大王こと後藤ひろひと氏の紡ぐ世界やpiperの「発熱!猿人ショー」はかなり手触りが近そうな気がします。
源流にモンティ・パイソンあり、ということなのかもしれません。


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3 コメント

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wowow、残念ながら昨年末までで止めてしまいました... (ケイ)
2007-02-19 10:01:03
wowow、残念ながら昨年末までで止めてしまいました。そうなんですよね、夜中にときどき英国発のコメディをやるのでした。wowowは……。

サラリーマンNEO、ときどき見ておりました。

でも、リンクの内容を見てみたら、おっしゃるとおり、強烈さでは負けておりますね、相当。
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☆英国では確かオックスフォードとかケンブリッジと... (mog)
2007-02-21 13:07:14
☆英国では確かオックスフォードとかケンブリッジとかで『コメディ』の授業があるって聞いたことがありますが、シェークスピアの喜劇だってかなりシニカルなとこ満載だと思うのです。
 モンティパイソン、あの衝撃は未だ以って、という所でしょうか。自虐ネタでも昨今の日本の芸人とは呼ばれて入るけれど芸無しタレントのとは根本からというか伝統と格式(?!)の奥深さというものが違うので笑う、という質が違いますよね。
 サラリーマンNEO、また放送してくれると嬉しいんですけどね、家族で毎回観てましたし。
 そうそう、いかにもイギリス的だったMr.ビーンもNHKでしたね。
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>ケイさま (aiwendil)
2007-02-23 23:53:05
>ケイさま
そうなんですよ。気付くのが遅かった・・・。
サラリーマンNEOは、私にとっては近年稀に見るヒットコメディ番組でした。
でもやはりBBCの太っ腹には敵わないようです。
モンティ・パイソンの「クイーン・エリザベス・レース」や「哲学サッカー」の衝撃が今も忘れられません。

>mogさま
モンティ・パイソンや今回の「リトル・ブリテン」に感じるのは、『己への徹底的な客観視』です。
適当に取り繕って都合良くごまかしたりせず、都合の悪い部分をピックアップして笑いに転化してしまう、そんな文化の厚みを感じます。
都合の良い部分だけを『ネタ』として自虐する日本のバラエティコメディとは自虐の質が違うなあと痛感しました。

サラリーマンNEOは、そういう意味でイギリスに近い客観的自虐性を持ったコメディセンスだと思います。『会社の王国』とか『上司の母』とか(笑)。
こちらも再放送熱望です。
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