はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

バス停が走る風景。

2006-10-13 00:13:29 | さもないこと
つい先日、バス停が走っているのを見ました。

運転していたら、対向車線をやってくる妙な軽トラ。
違和感を覚えてふと見ると、バス停が走ってる!
軽トラ荷台にバス停がそのまんま満載されているではありませんか。
荷台に無造作に並べられ、林立しているバス停。
町民バスのバス停撤去作業だったのでしょうか。
運ばれてくる人々を迎える役目を果たすべきバス停が、逆に乗客よろしく運ばれているさまは、妙に笑いを誘う光景でした。
しかしまあ、よくよく考えてみれば、どんなバス停だってはじめからそこにあったわけではないのです。誰かがつくってどこからか運んできてそこに置いたからこそ停留所の標識が全国各地にあるわけです。
バス停と同じ数だけ運んだ人の手があるのかと思うと、何だかとても感慨深いものがあります。
きっとどんなバス停にもひとつひとつ設置のドラマが秘められているのでしょう。
様々な停留所名を乗せて走ってゆく軽トラとは、都合3台ほどすれ違いました。
珍しいものを見ることができ、少し得した気分です(笑)。
唯一、写真を撮れなかったことだけが悔やまれてなりません。
こんな光景をご覧になったことのある方は他にいらっしゃいますか(笑)?


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>はるもちさま (aiwendil)
2006-10-19 23:51:26
>はるもちさま
おお! やはり他にも目撃者が!
こちらの場合はおそらく市町村合併によるバス停の変更作業だったのだと思います。

>軽トラに乗せられてるバス停にとても違和感を覚えました。

そうなんですよね。物理的には何の不思議もないんですが、あのものすごい違和感。我々がふだんいかにバス停というモノに対して特別な意味を付加しているかが窺い知れるような気がします。
ところで、ひとつ気になっていること。
可動式のバス停にも規格があるのでしょうか?
どこへ行ってもだいたい同じ大きさと形だと思うのですよ。規格がないのにあれだけ同じとなると却って不自然のような。
気になります。


>あきさま
足を踏ん張るバス停。想像するだけで面白いですね(笑)。
円形の台座の縁を回しながら『プロパン』のように移動させるのかな?
ちょっと見てみたいです。

ところで、あきさんの『散歩に出ていたバス停』という言葉に、思わず宮沢賢治の「月夜の電信柱」を思い出しました(笑)。
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ちょっとズレるんですが、春になると冬の間に雪と... (あき)
2006-10-13 07:04:30
ちょっとズレるんですが、春になると冬の間に雪と除雪作業の影響でちょっとだけ離れた場所に散歩に出ていたバス停をうんしょうんしょと元の場所に戻す光景を見かけることがあります。普段はどっしりとお尻が重い存在なんですよね。ここがいいよ~~~と足を踏ん張る幼児みたいです^^
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私も見ました! (はるもち)
2006-10-13 00:38:04
私も見ました!
この春に新しく私鉄が伸びてきたのでバスの路線変更を行ったらしく、軽トラに乗せられてるバス停にとても違和感を覚えました。私は1台の軽トラしか見ていないのですが、3台分もバス停を回収するのは大変だったでしょうね。日常的だけど少し大きな変化を見ている実感が後からやって来ました。
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