はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

<font size="-3">「止まれない12人」感想覚え書き。</font>

2004-10-12 01:53:28 | 久ヶ沢徹
2003年12月に全労済ホール スペース・ゼロで収録された芝居、G2プロデュース公演#7「止まれない12人」(後藤ひろひと脚本、G2演出)のDVDをみました。
 先月のG2プロデュース公演#9「痛くなるまで目に入れろ」の会場で購入したDVDなのに、落ち着いてみられる時間が取れず、鑑賞がこんなにも遅くなってしまいました。
 ほぼ久ヶ沢さん目当ての購入(^^;。でしたが、芝居全体を十分に楽しませていただきました。その概要はというと・・・・
 時速500キロで鹿児島から青森までを結ぶ夢の超特急「雷神号」の試乗会。いかにもいわくありげな乗客が集う中、ただならぬ事態が押し寄せる。高速運転を続ける車内で思わぬ危機に瀕した12人の乗客たちは、果たして無事に電車を止めることができるのか? 怒濤の2時間!
 といった感じです(笑)。どきどきわくわく。見出したら最後まで目が離せません。
 いやあ、笑った笑った。単純な可笑しさから、複雑に感情が絡み合った笑いまで、実に様々な笑いを体験できました。後半の某場面では感動しながら大声で笑っている自分に気付き、ちょっとしたセルフ突っ込みを入れてしまうほど(笑)。
 舞台セットも斬新。見ているだけで面白い。そして、密室劇なのにその印象を上回るほどのスピード感、素晴らしいです。
 僧正こと山内圭哉氏の豹変演技がツボでした。大王こと後藤ひろひと氏の優雅な(笑)演技もクセになりそうです。途中で繰り広げられる関氏と小須田氏の独語掛け合いシーンも圧巻。植本潤氏のどんぐり君も衝撃(笑)。また気になる俳優さんが増えてしまいました(^^;。
 そして久ヶ沢徹氏。最高です(笑)。あれはズルい(笑)!ズルすぎます(笑)! 姿だけでも込み上げる笑い。そしてあの声、あの所作、あの勢い。潔いおばかさんキャラっぷりがたまりません。後半の某場面では我を忘れて思いっきり拍手&爆笑してしまいました(^^;。(ああ、真夜中だというのに・・・・。ご近所さんごめんなさい・・・。)設定の次元を超越してしまっているかのような飄々とした存在感。なんて美味しいとこ取りの素敵さなんでしょう(笑)。また一歩ファンの深みへはまってしまった今宵です。



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