先日ふと気付いて空恐ろしくなったこと。
民間会社の広報誌に掲載された記事を読みたくて、国立国会図書館をはじめ色々な図書館を探しておりました。
が、しかし。どうにもみつからない。
どうやら、刊行物として登録されない書誌は、公的図書館に残らないらしいのです。
現在、採算の取れない雑誌が無料情報誌としてリニューアルしているという話をよく聞きます。
ということは、つまり、これら無料になった雑誌の内容はどこにも公的にストックされない可能性が高いのではないでしょうか。
フリーペーパー以上に危ういのが、デジタルデータ。
オンライン記事は形に残らないだけに、サーバーからデータが消えてしまえば、その記事があったことすら確認できなくなる可能性があります。
消えてゆくことが前提の消費型データが増え、書籍などの収蔵型データが減ってゆくこの時代。
いっけん情報が豊かになったように見える現代ですが、じつは根本的なところで情報の脆弱化が進んでいるのではないでしょうか。
ある意味危機的な気がしてしかたありません。
民間会社の広報誌に掲載された記事を読みたくて、国立国会図書館をはじめ色々な図書館を探しておりました。
が、しかし。どうにもみつからない。
どうやら、刊行物として登録されない書誌は、公的図書館に残らないらしいのです。
現在、採算の取れない雑誌が無料情報誌としてリニューアルしているという話をよく聞きます。
ということは、つまり、これら無料になった雑誌の内容はどこにも公的にストックされない可能性が高いのではないでしょうか。
フリーペーパー以上に危ういのが、デジタルデータ。
オンライン記事は形に残らないだけに、サーバーからデータが消えてしまえば、その記事があったことすら確認できなくなる可能性があります。
消えてゆくことが前提の消費型データが増え、書籍などの収蔵型データが減ってゆくこの時代。
いっけん情報が豊かになったように見える現代ですが、じつは根本的なところで情報の脆弱化が進んでいるのではないでしょうか。
ある意味危機的な気がしてしかたありません。
私も情報の脆弱化というか最近の
アナログ(書籍)<デジタルの構図に
少々危機感を持っております。
私は一ページ一項捲って読むのが好きなんです!
表紙を開いた時にふわぁと香る
一冊ごとの匂いが堪らないんです!
アナログだっていいじゃないかw
科学者のジョークに
今から千年後未来、遺跡を発掘してみると
大量の真っ黒い粉末が発見される
磁気データのカーボンが粉末化した成れの果て。
かろうじて判読出来るのは石に刻まれた物と墨で書かれた物だけだった(笑)
半永久的だと思われていたCDに黴が侵食したり、保存期間が短縮しているような気がします。
私も、物体としての書物が大好きな人間です。
もう、装幀から手触りから形から匂いから、すべてにうっとり。
書物は良いですよね。
こういうふうに感じている書物フェチは存外に多いと睨んでいます。
ゆえに、きっとそう簡単には無くなりはしないと信じています・・・。
記録媒体の変化に伴う情報の脆弱化。
情報密度が上がると、同じ面積を壊した場合の損失情報量が大きくなるというのは必然なので、まあ仕方がないかなとも思えます。
しかし、一番困るのが、ある記録形式を再現するための再生機器がないと、情報自体が価値を失ってしまうこと。
こうやって考えると、視覚だけがあれば判読可能な紙という媒体は、じつはとっても優れているのではないかと思えます。