はざまの庵

分類し難い存在を愛でる覚え書き by aiwendil お気軽にコメントをどうぞ。

ハイテク体重計。

2007-07-01 00:43:33 | さもないこと
先日健康診断へ行ったところ、体重の測定値が異様に低く出て参りました。
誤計測かとも思ったのですが、自宅で量り直そうにも、6月2日のエントリで触れたように体重計は壊れたまま。
折しも職場では体脂肪計の話がよく出ていて、その性能と再現性についていろいろな憶測が飛び交っておりました。
そうなると、気になってくるのが理系の性分。
ということで、この機会にとハイテク体重計を買い求めてみました。

購入したのはオムロンのカラダスキャンHBF-362。↓これ
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身体の部位別体組成を予測計測できるというので、そのしくみと性能が気になり、この機種に決めました。
どうやらインピーダンス(電気抵抗値)から統計的に体組成を算出しているようで、そう言う意味では古典的手法とも言えます。
しかし、この機種の場合、体全体のみならず、体幹、脚部、腕部、など部分ごとの筋肉重量%および脂肪重量%が別個に計測されて出てくるから驚きです。
あらかじめ登録したデータと、毎日の重量および抵抗値データから「体重」「体脂肪率」「BMI」「基礎代謝量」「筋肉量率」「身体年齢」「内蔵脂肪レベル」「体幹脂肪率/筋肉率」「脚部脂肪率/筋肉率」「腕部脂肪率/筋肉率」などが算出され、さらに、同年齢同BMI母集団の中での自分の推定位置までが示されます。
電極は足の裏に4つと手で握る部分に2つ。
各電極間の微細な抵抗差からこれだけの予測データをはじき出していることになります。
母集団推定のための基礎データ取りと、実測データ補正と値予測のためのアルゴリズム開発が要と言えそうなシロモノ。
情報技術者の努力に支えられていそうな製品です。
ちなみに乳牛では管囲(足首の太さ)と胸囲から体重を予測する方法があって、しかも結構正確だったりするのですが、それは体格が揃っているからできる技。体格も体型も個性豊かな人間で何かを近似計測するとなると、その苦労は想像を絶するものがあるような気がします。

しかも、実際に計測してみたところ、かなり実態に近そうな値が出てきて二度びっくり。
すごい。
ハイテク体重計、まったくもってあなどれません。

ちなみに私的にツボだったのは、初期設定で重力補正があったこと。
たしかに高緯度地方と低緯度地方では地球の遠心力に差がありますから、なるほど理にかなっている(笑)!
誤差範囲と切り捨てずに律儀に重力補正プロセスを入れているところに、突っ込みを入れつつも好感を抱きました。

なお、健康診断誤計測疑惑はぬれぎぬでした。
ここにお詫びを申し訳ございません。

ところで、店頭でUSBメモリを眺めていたら、その値崩れっぷりに驚愕。
8Gなんてのも出ているようで、しかもお値段1万円台。
まさに技術は日進月歩、です。


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