すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。
Ⅱ.温暖化論に隠されたウソと真実
——社会主義革命を希求するリベラリストの暗躍 :231130情報
昨日に引き続き。「 地球温暖化説こそは形を変えた社会主義革命だった」と説く、国際政治学の解説を引用します。
温暖化論は「統制経済」への道
地球温暖化を進めている一番大きな理由は、温暖化ガスだという。そのなかでも一番の悪者にされたのが 二酸化炭素である。二酸化炭素の大気中の濃度の上昇と地球全体の温暖化が相関関係にあると主張された。
二酸化炭素排出を規制しようとすればどうなるか。まず化石燃料の燃焼を大胆に減少させなければならない。つまり石炭・石油・天然ガスの産業は全面的に規制され、出来れば廃止しなければならない。そしてそもそも、温暖化ガスの排出を一定に保つには、経済に全体主義的な統制 を導入しなければならない。
これは従来の公害規制とは異なる全体統制である。工場の排気ガスから自家用車の排気ガスまでを含めて、工業活動を全面的に統制し、そこから排出される二酸化炭素ガスの総量を一定以下に抑えなければならないのだ。
温暖化論者は主張する。「このままでは地球が温暖化して人間が住めなくなる。それ故に、温暖化ガスの削減には、人類の生存がかかっている。つまり人類が滅びるかどうかを決めるのは、CO2をコントロールできるかどうかだ」と。それが真実ならば、あらゆる犠牲を覚悟して、温暖化ガスの排出を止めなければならない。つまり、経済を統制しなければならない。こういう結論になる。
統制経済とは即ち、社会主義である。ソ連邦の社会主義が崩壊した後、一般国民に如何に社会主義の理想を説いても、それに乗ってくる人はいない。社会主義は一般大衆にアピールする力を全く失ってしまつた。しかし、一般大衆といわれる人達に 「このままでは地球が滅んでしまう」 「二酸化炭素の排出量を全体的に規制しなければ駄目だ」と説けば、それもやむを得ないと考える。それが 一般大衆の心情である。
こうして、自由経済を圧殺し、社会主義経済を導入する手段として、地球温暖化論が利用されるようになったのだ。
温暖化ガスの排出を規制しようと思えば、経済成長そのものも頭打ちになる。経済成長とエネルギー使用量はだいたい正比例する ものである。いかに経済効率を上げようとも、生活のレベルを上げようとすれば、自ずとCO2の排出量は増大せざるを得ない。ましてや世界 人口は増え続けている。
新興国で経済を発展させようと思 えば、CO2は増えざるを得ない。先進国で一生懸命エネルギー効率を上げても、カーボン・ニュートラルなどを実現しようと思えば、結局、経済成長は著しく減速せざるを得ないのだ。
CO2規制論は、自由経済に極端な重荷を背負わせ、自由な経済発展を雁字搦めにして、経済成長力を奪ってしまう。要するに、国民は貧しくなるのである。貧しくなれば、 国民は不満を抱えるようになる。その不満を吸収する形で、社会主義政策を訴えれば、社会主義は再び魅力 ある思想に思えてくる。
単にCO2排出論の全面規制から国民経済を統制し、事実上の社会主義化を進めるだけではない。国民を貧しくして絶望の淵に追い込み、社会主義革命に向かわざるを得ないように追い込むのが、左翼のやり口である。それを着々と実現してきたのが、近過去の30年であった。
狡猾に行動した中国
一方では、チャイナがこのチャンスを全面的に利用した。ソ連邦崩壊の後、世界の社会主義者の祖国となったのが中華人民共和国である。 世界の社会主義運動の中心は中国共産党となった。
彼らは国内では少しもCO2規制 などはやらない。新興国だから、パ リ協定などで取り決められたCO2 規制からは全く自由なのである。しかし、先進国の経済成長を叩き、弱体化させる為に、彼らは国連などの場を利用して、「地球温暖化論」 =「CO2規制論」を力ー杯、煽動した。先進国の情報弱者で良心的で騙されやすい人々は、この地球温暖化論のペテンにスツカリ騙されてしまった。
洗脳の1つの焦点は、洗脳しやすい純粋な若者たちであった。世界中の学校で地球温暖化論、地球温暖化危機説、二酸化炭素削減の必要性が 教えられることになった。まさに子 供の時からの洗脳である。皆、実証 的に物事を考えることもなく、デー タを見ることもなく、温暖化論を信じるようになってしまった。
こうして、社会主義者たちの自由経済を破壊する目的は着々と実現されていったのである。社会主義者たちが考えたトリックは、異常に巧く全人類を騙すことに成功した。
統制社会を生み出す謀略に知らずに加担する人々
筆者は1993年に出版した本で、 既に当時広まりつつあった地球温暖化論に疑問を呈している。その背後に、何か非常にいやらしい謀略、隠れた目標を嗅ぎつけていたからで ある。冷静にデータを見れば、二酸 化炭素=温暖化原因論が全く成立していないことは、誰にでも直ぐに理 解できる。
そもそも地球は温暖化していない。 大気中のCO2は引き続き上昇し続けているが、それに伴う温暖化は最早、起きていないのだ。この2つの 現象が同時に起きていたのは、せいぜい2000年くらいまでである。
私はこの10年来、こんなインチキ 理論はそろそろ人類の歴史から退場するものと思ってきたのだが、残念 ながらそうはなっていない。かつてクライメート・ゲート事件と呼ばれるデータ改竄事件が2回もあり、国連が発表する原データ自体が改竄されていたという事実も明らかになっている。
しかし、大手マスコミの洗脳効果はまことに凄まじく、国民の多くは地球温暖化論を当然のことと受け入れている。現在では冷静に物事を考 えること自体が出来なくされている。 温暖化論と反温暖化論を冷静に比 較検討することすら行なわないのが、 大手メディアである。
「地球は温暖化などしていない」と言えば、精神異常者扱いされるほどである。ここでも恐るべき『1984年』(ジョー ジ・オーウェル著)の世界は現実になっている。実証的で科学的な議論が、言論弾圧を受けているのである。
だいたいテレビメディアには、地球温暖化を否定する人は一人も出て こない。CO2規制は無用だという 人も一人も出てこない。CO2は光合成を通じて、人類の食料の原材料となっているから、人類に不可欠な資源であるということを指摘する識者も一人も出てこない。CO2が増え、地球が温暖化すれば、寧ろ食料が増産され、先進国は勿論、新興国 の人々にも朗報だということを主張 る人も一人も出てこない。それが 現在のマスコミである。
自由社会にいる人々が、自由を否定し、統制社会を創り上げる謀略に、そう気が付かずに加担している。いや加担させられている。これが我々が現在、目にしている悲劇である。
国際政治の世界は情報戦である。地球温暖化論も情報戦と考えると、世界の自由主義者は完全に劣勢に立たされている。そして自らのやっている行為が自由社会を破壊する行為 だと気が付いていない。
この悲劇を救うにはまず、人々が事実を知り、冷静な議論に耳を傾けることである。それが出来なければ、 我々は恐るべき貧困と統制と隷属の 時代に陥ってゆくことになる。
(了)
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Ⅱ.温暖化論に隠されたウソと真実
——社会主義革命を希求するリベラリストの暗躍 :231130情報
昨日に引き続き。「 地球温暖化説こそは形を変えた社会主義革命だった」と説く、国際政治学の解説を引用します。
温暖化論は「統制経済」への道
地球温暖化を進めている一番大きな理由は、温暖化ガスだという。そのなかでも一番の悪者にされたのが 二酸化炭素である。二酸化炭素の大気中の濃度の上昇と地球全体の温暖化が相関関係にあると主張された。
二酸化炭素排出を規制しようとすればどうなるか。まず化石燃料の燃焼を大胆に減少させなければならない。つまり石炭・石油・天然ガスの産業は全面的に規制され、出来れば廃止しなければならない。そしてそもそも、温暖化ガスの排出を一定に保つには、経済に全体主義的な統制 を導入しなければならない。
これは従来の公害規制とは異なる全体統制である。工場の排気ガスから自家用車の排気ガスまでを含めて、工業活動を全面的に統制し、そこから排出される二酸化炭素ガスの総量を一定以下に抑えなければならないのだ。
温暖化論者は主張する。「このままでは地球が温暖化して人間が住めなくなる。それ故に、温暖化ガスの削減には、人類の生存がかかっている。つまり人類が滅びるかどうかを決めるのは、CO2をコントロールできるかどうかだ」と。それが真実ならば、あらゆる犠牲を覚悟して、温暖化ガスの排出を止めなければならない。つまり、経済を統制しなければならない。こういう結論になる。
統制経済とは即ち、社会主義である。ソ連邦の社会主義が崩壊した後、一般国民に如何に社会主義の理想を説いても、それに乗ってくる人はいない。社会主義は一般大衆にアピールする力を全く失ってしまつた。しかし、一般大衆といわれる人達に 「このままでは地球が滅んでしまう」 「二酸化炭素の排出量を全体的に規制しなければ駄目だ」と説けば、それもやむを得ないと考える。それが 一般大衆の心情である。
こうして、自由経済を圧殺し、社会主義経済を導入する手段として、地球温暖化論が利用されるようになったのだ。
温暖化ガスの排出を規制しようと思えば、経済成長そのものも頭打ちになる。経済成長とエネルギー使用量はだいたい正比例する ものである。いかに経済効率を上げようとも、生活のレベルを上げようとすれば、自ずとCO2の排出量は増大せざるを得ない。ましてや世界 人口は増え続けている。
新興国で経済を発展させようと思 えば、CO2は増えざるを得ない。先進国で一生懸命エネルギー効率を上げても、カーボン・ニュートラルなどを実現しようと思えば、結局、経済成長は著しく減速せざるを得ないのだ。
CO2規制論は、自由経済に極端な重荷を背負わせ、自由な経済発展を雁字搦めにして、経済成長力を奪ってしまう。要するに、国民は貧しくなるのである。貧しくなれば、 国民は不満を抱えるようになる。その不満を吸収する形で、社会主義政策を訴えれば、社会主義は再び魅力 ある思想に思えてくる。
単にCO2排出論の全面規制から国民経済を統制し、事実上の社会主義化を進めるだけではない。国民を貧しくして絶望の淵に追い込み、社会主義革命に向かわざるを得ないように追い込むのが、左翼のやり口である。それを着々と実現してきたのが、近過去の30年であった。
狡猾に行動した中国
一方では、チャイナがこのチャンスを全面的に利用した。ソ連邦崩壊の後、世界の社会主義者の祖国となったのが中華人民共和国である。 世界の社会主義運動の中心は中国共産党となった。
彼らは国内では少しもCO2規制 などはやらない。新興国だから、パ リ協定などで取り決められたCO2 規制からは全く自由なのである。しかし、先進国の経済成長を叩き、弱体化させる為に、彼らは国連などの場を利用して、「地球温暖化論」 =「CO2規制論」を力ー杯、煽動した。先進国の情報弱者で良心的で騙されやすい人々は、この地球温暖化論のペテンにスツカリ騙されてしまった。
洗脳の1つの焦点は、洗脳しやすい純粋な若者たちであった。世界中の学校で地球温暖化論、地球温暖化危機説、二酸化炭素削減の必要性が 教えられることになった。まさに子 供の時からの洗脳である。皆、実証 的に物事を考えることもなく、デー タを見ることもなく、温暖化論を信じるようになってしまった。
こうして、社会主義者たちの自由経済を破壊する目的は着々と実現されていったのである。社会主義者たちが考えたトリックは、異常に巧く全人類を騙すことに成功した。
統制社会を生み出す謀略に知らずに加担する人々
筆者は1993年に出版した本で、 既に当時広まりつつあった地球温暖化論に疑問を呈している。その背後に、何か非常にいやらしい謀略、隠れた目標を嗅ぎつけていたからで ある。冷静にデータを見れば、二酸 化炭素=温暖化原因論が全く成立していないことは、誰にでも直ぐに理 解できる。
そもそも地球は温暖化していない。 大気中のCO2は引き続き上昇し続けているが、それに伴う温暖化は最早、起きていないのだ。この2つの 現象が同時に起きていたのは、せいぜい2000年くらいまでである。
私はこの10年来、こんなインチキ 理論はそろそろ人類の歴史から退場するものと思ってきたのだが、残念 ながらそうはなっていない。かつてクライメート・ゲート事件と呼ばれるデータ改竄事件が2回もあり、国連が発表する原データ自体が改竄されていたという事実も明らかになっている。
しかし、大手マスコミの洗脳効果はまことに凄まじく、国民の多くは地球温暖化論を当然のことと受け入れている。現在では冷静に物事を考 えること自体が出来なくされている。 温暖化論と反温暖化論を冷静に比 較検討することすら行なわないのが、 大手メディアである。
「地球は温暖化などしていない」と言えば、精神異常者扱いされるほどである。ここでも恐るべき『1984年』(ジョー ジ・オーウェル著)の世界は現実になっている。実証的で科学的な議論が、言論弾圧を受けているのである。
だいたいテレビメディアには、地球温暖化を否定する人は一人も出て こない。CO2規制は無用だという 人も一人も出てこない。CO2は光合成を通じて、人類の食料の原材料となっているから、人類に不可欠な資源であるということを指摘する識者も一人も出てこない。CO2が増え、地球が温暖化すれば、寧ろ食料が増産され、先進国は勿論、新興国 の人々にも朗報だということを主張 る人も一人も出てこない。それが 現在のマスコミである。
自由社会にいる人々が、自由を否定し、統制社会を創り上げる謀略に、そう気が付かずに加担している。いや加担させられている。これが我々が現在、目にしている悲劇である。
国際政治の世界は情報戦である。地球温暖化論も情報戦と考えると、世界の自由主義者は完全に劣勢に立たされている。そして自らのやっている行為が自由社会を破壊する行為 だと気が付いていない。
この悲劇を救うにはまず、人々が事実を知り、冷静な議論に耳を傾けることである。それが出来なければ、 我々は恐るべき貧困と統制と隷属の 時代に陥ってゆくことになる。
(了)
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