寺島教室の初日。
熱心な生徒さんとのにぎやかな教室を終えて、下のこころ庵をのぞく。
11月3日から始まる「銘仙百枚展」の準備中で、
ささゆりさんが孤軍奮闘中だった。
それにしても、すごいコレクションだ。
そんな中で目についた一枚の着物。
どうやら銘仙ではないらしく、脇に置かれていたものだが、
痛く心に浸みたので分けていただいた。
さっそく、家の着物と交換してみた。
着物は普通は背を見せて飾るものらしいが、
別に他人に見せるものでもないので、
今回は前向きに吊るしてみた・・・。
なんと、これが意外に美しい!
普通に着替えをかけてあるような自然さが良い。
少し開いた裾の感じも微妙に色っぽい!
はんなりとした空気が部屋を満たしていく・・・。
まさに、天女が脱ぎすてた羽衣のような風情・・・なんて、
ひとり悦に入っている土タヌキでした。