ひさしぶりに静岡市の張り子作家、太刀川進氏と再会。
氏の作る干支の張り子を分けていただいた。
来年の干支の巳の絵付けにも、氏の人柄が現れていて微笑ましい。
張り子の本場みちのく三春で修業を積み、伝統の技を継ぎながら、
多彩なオリジナル作品を作りつづけている。
さらに、作品それぞれに通しナンバーをつけていることも、
常人のマネの出来ないところだ。
目先の評価に右往左往している小生などは、大いに見習うべき姿勢だろう。
そういえば、開催中の清水教室展で会った知人の一言が胸に刺さった。
「楽しみにしていたのに、先生の看板の椿の作品が無いじゃん!」
まだまだ求めるものの極に至っていないのに、
ちょっと飽きも来ていて、違った面を出そうと思ったことも、
見る人によっては逃避と見えるのかも知れない。
「原点を忘れるな!」と教えていただいた一言だった。