ずいぶん前から、インク切れで使っていなかった万年筆。
木工職人の知人が手造りしたレアな逸品ではあるが、
メールでことたりる便利さに、すっかり忘れられていた。
某友人のブログ記事をきっかけに、万年筆の良さを思い出し、
インクのカートリッジを探してなんとか復活した。
あらためて握って見ると、木目の美しさや手触りなど、
入手したときの感激がよみがえる。
使ってみると、一字一字に感情が表われるようで、
想いを伝えるには「やはり!」という気がする。
ひさしぶりに、どなたかに熱い想いを伝えたくなったのだが、
はてさて、思いつく相手は人妻ばかり。
未婚の人は若すぎて、とても相手にはされそうも無く、
むなしい文字の練習に終わることになりそうだ。
いっそ日記でもと思えども、三日坊主が関の山。
どうやら「遺言書」あたりが分相応ということで、
なんだか悲しい結果に終わりそうな気配だが、
一念発起でなんとか活躍させようと思う。