


狭い庭のあちこちにセミの抜け殻が賑やかです。
すぐ横で相談しながら脱皮したようなモノとか、風情の無いゴムホースを選んだモノとか、その生き様はさまざまですが、なんとも愛おしくなる抜け殻達です。
暗い地中で7〜8年、やっと成虫になって地表に出ても約7日の命と良く聞かされて可哀想にと思っていたが、最近の研究では1か月位は生きるらしく、ちょっと嬉しくなりましたがそれにしてもはかない命。
70年余も生きて、贅沢言ってはいけないなー、とは思いますが、長生きもなかなか辛いものがあります。
その長い年月を、ほとんど戦争で殺し合いをして来た人間の、なんと罪深いことか。
それもいまだに続けていると言うのだから救いようは無いかもね。
感染症の流行も、生命を粗末にする人間への警鐘かもねー。
セミの元気な鳴き声をききながら、ふと思う土タヌキでした。