土曜日の蔵コンの余韻に浸っています。
和太鼓のいぶきさんの演奏も見応えがありました。
ときに激しく、ときに優しく、心身の衷心を打つような響きです。
新しい仲間も増えて、ご夫婦の演奏にも深みが増したようでした。
篠笛も心地よく、胸にしみる音色でした。
さらに、不思議な音色を聞かせてくれたのが「Senju」さん。
クリスタルボールという大きさの違う水晶の器を、
やさしくなでるだけで、驚くほどの音色を醸し出します。
四次元の世界に浮遊するような、なんとも不思議な心境に・・・。
高齢の土タヌキなどは、黄泉の世界に浸るような心地でした。
そして、八大師匠と「八大'豆」の演奏と民謡。
すっかりお馴染みになった桑原母娘さんとの共演です。
桑原さんの津軽民謡は「さすが!」の他に言葉無し!
情感たっぷりに、いつもながら聞き惚れさせてくれます。
この上は、愛娘さんの唄も聞いてみたいと想う土タヌキでした。
圧巻は、さらに円熟味を増した八大師匠の「土佐の砂山」。
胸の底に浸み入るよう演奏は、秘めやかな心情を感じさせるほどに。
遠い町はずれの安宿で、事情のある二人が寄りそうように聞いている、
そんな訳の解らない情景に浸っていた土タヌキでした。
最後は、津軽三味線と和太鼓とクリスタルボールの不思議なセッション。
いつも新しい挑戦で楽しませてくれる八大師匠の蔵コンでした。