ここ1週間の動向が行ったり来たり・・・
1 やはり「歴史」の違いとスケールの違いだろうか
超破格の待遇と演出は日本の比ではない(現象面で)
11月8日 故宮での史上初のもてなし、そして
そして9日 人民大会堂でのド派手な儀式と会談を
演出した習近平同志。
質はともかく、大きさ、人数、見た目の儀式と演出
はとても日本ではできない。
9日、会場の人民大会堂近くまで行って見たが厳しい
制限で外国人でも容赦ない書類や持ち物の調査。
毎回、私の場合もチェックがきびしい(と感じる)。
そういえば、前日、河北省の「最もこんご期待できる
経済開発区(雄県)へ行ってきたが、復路の北京行き
長距離バスは旅券を提示しても足止めをされ、10分
近く待機させられ、結局一番最後になってバスへ乗せ
てくれた。息の新幹線にも問題なく北京駅では乗るこ
も出来たのに復路ばかりは厳しい検問だった。
これもまた、トランプ余波かと感じた。致し方ない。
とにかくの中国側の接待は常識破りの皇帝待遇だった
とか。
今後の日中、中日もいがみ合うよりももっと心の交流
に務めることを願う。相手を害しても何の得にもなら
ない。外交とはそんなものではと素人ながらに思う。
安倍さんの訪中時はどんなことになるのだろうか。
以前、訪韓した時のように夕食の招待もない、などと
はならないように、今から根回しと予行訓練をしてお
いたらどうだろうか。(中国側の一般庶民・老百姓
も皆、日中双方の歩み寄りを願っている・・・)。
2 中国の田舎にも、イスラム族が出現か・・・??
先週、河北省視察の際、街中で白装束の集団に出逢った。
しかし、よくよく見ると生粋の中国人であり、何やら前
の方では、笛やドラを鳴らし、トラクターで花で飾られた
車両を引っ張っているこの光景こそが中国式葬式である。
最初は悲しみに包まれた儀式であったが、4,5分もする
と皆、白装束を脱ぎ捨て各自、マイカー等に乗り込み笑顔
を見せながら解散していた場面はいかにも中国らしい。
田舎を歩いているとこのように様々な場面に遭遇する。
*習近平同志が進めようとしている、この地区の経済特区、
経済開発地区のその後の「変貌ぶり」については別途、
別の機会にでも触れてみたい。(思ったとおり。。。だ)
3 庶民の乗り物次々と出現し、そしてやがて消滅?
今や、取り崩し地区の中に自転車が
昨年末から急速に広まったMoBike~貸自転車。
地下鉄の駅前や大きな通りには山盛りにように放置され
ていた自転車も最近はかなり少なくなった。
1時間10円程度でスマホでも借りられる手ごろなもの
であったが、最近は「めっきり」少なくなった。
貸自転車の墓場のようなところもあり、あまりにも惨め
な姿もあちこちで露見される。
しかし今や、道路上でよく見かける電気仕掛けのキック
ボード型の一人用乗り物等も出現し、若者が得意そうに
乗り回している(写真参照)。
浮き沈みの激しすぎる中国の社会そのものだ。次はどんな
新兵器が出現するのだろうか。ヒットすると瞬く間に7億
人が利用する現代社会の中国。 露店でのおでん屋さんも、
一杯飲み屋の居酒屋も、今や現金払いの人はいない。すべ
てがスマホ決済である。日本のOOの数倍は進んでいる。
この先が恐ろしい・・・中国のIT革命とその発想が。