周囲は欧米人が・・
北京の空港でのターンテーブルでは 荷物がぽつんと
一つだけ深夜まで 誰もいないこの場所で回っていた・・
まるで取り残された日本のように・・
半面、北京市内では 地方からの国内客の姿もきわめて
目立つ。所謂、お上りさんだ。やたらと多い。
2017年もあと1年で終わろうとしている。 先月、
先々月と中国国内の各地も3度ほど巡ってきた。
北京や南方の雲南省、そして福建省などを中心に回
って きた。 延べ1か月近くを転々と訪問し、時を
過ごした。
しかし、これだけ各地を回っても一度も日本人グループ
に 出逢うことはなかった。(ただ、もしかして1,2名
の FITと言われる個人客などにはどこかで見かけていた
のかもしれない・・)。それでも、アジアや欧米からの
華々しく見える団体の姿こそはあれど、日本人グループに
出くわすことは全くなかった。どうしてしまったのか・・
実はこの状況は2012年の、あの「事件」から始まっ
ていた。日中・中日の関係が急速に悪化し、日本からの ~
訪中客はめっきり減った。観光客に限ってみれば、ここ
1,2年の訪中日本人「観光客」は実質的に「ゼロ」だ。
あとはビジネスマンが日中を年間、何度も往来している
だけという、あまりに不均衡ないびつな状況が続いている。
この変則的な「状況」は中国政府側から見ると、大変な
「日本そのものへの不信」につながることになる。
(中国側から見ると、大々的な観光立国の方針を 唱える
日本政府に対しては大きな「不満」とも映る~
なにしろ、中国政府にとっては多くの観光客がもっと中国
を訪問し、お金を落としてくれなければ困る!というわけだ)。
一方で、急増している中国からの訪日客は、日本各地で
大変大きなな消費額を示続けているので日本政府はとして
は大喜びだ。いや、もっともっと消費を増やしてほしいと
願っている。
しかし、政治も経済も旅行も、双方向のバランスがとれた
「交流」と往来がこそが本来の政府間のつきあいと言える。
新しい2018年は~どうやら曙光も見え始めた。
日中・中日の新しい時代も久しぶりにやってきそうだ。
そんな平成30年になることを 私たちの誰もが心から
切に願っている。 ともに未来に向かって・・・!
(そんなことを何とかしようと、先般、「顧問」の皆様
にも参加いただき、検討したばかりだ~)
一刻も早い、 バランスの取れた双方向の交流を、心より
願う。
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