日常生活に 支障は特にない、と言えばそれまでだが・・・
再びどんよりとした天気の中では 汚染も市内に拡散しつつ
ある。週末の金曜日は青空も消えた日であった。
そして一昨日から、北京をはじめとした1か月の生活がはじまった。
それにしても、9年前、1月下旬の寒い北京に留学のために降り立った
時を思い起こさせることとなった。
あれから10年近くが過ぎ去ったが、当時も今もほとんど変わらない
ような1年を過ごしていることを考えると、中国とのかかわり合いも
次第に、そして 板についてきた感じでもある。
さて、また、話は戻ってしまうが・・・
郊外の大学近くの集合住宅の屋上からは いつものように煙が
モクモクと吹き出ている。
冬とは言え、昨日・今日の外の天気は日中も零下とはならない
程度の温度であったが、 どんよりとした天気に拍車をかける
ように白煙、黒煙が空に舞い上がっている。
宿舎の屋上の排気口からは白煙を噴き上げ、暖気に励む暖房装置。
いつものことながら安価な石炭燃焼で空気も環境も影響がありそうだ。
最近は「黒マスク」の若者が多いようにも見受けられるが、しか
し異様にも感じられるのも日本人から見た私たちだけであろうか。
北京の空と庶民の健康は昔から大きなつながりがあると言われて
いるが、 青空=健康の代名詞のごとく、 青空を求む北京の空
には黒煙・白煙は やはり似合わないものだ。
近辺の道路を歩く家族の姿が 特に何にも無く過ごしているようで
あるが、本当に何ごともなく、健やかな生活を楽しまれることを切
に臨む北京の一日であった。
(続編あり)