〇新聞からいい言葉を読む。短歌はいま…より。短歌は口語で詠まれるべきか、文語で詠まれるべきか議論が重ねられてきた。そのたびに残り続けてきた文語は短歌にとって特別な意味を持つ。日常とは異なる文語表現は言葉の密度を濃くし、それなくしてはありえない物思いや味わいをもたらすからだ。上手に言い当てられた言葉だと感心した。歌人・川野里子氏の言葉。
〇バンクーバー五輪のことがテレビを賑やかにしている。スノーボードの国母和宏選手の服装騒ぎ、おかげでこんな種目があったと知った。騒ぐほどマイナスの人ではないと思った。
〇良くても悪くてもスポーツの祭典は社会を活気づかせるように思う。
「ちちのみの父の性器を清めたるその数咲けるさくらばなかも」この歌に絶句しました。文語はいいと改めて思いました。