お兄ちゃん日記

2017年9月14日、今日からこのブログでやってみることにします。

ノーベル平和賞に日本被団協が受賞した意義

2024-10-15 04:27:43 | 日記
ノーベル平和賞に日本被団協が受賞した意義

核軍縮・核廃絶の機運が世界で停滞する中で、今回の受賞は特に意義がある。

ただ、ノーベル委員会が強調する授与理由が注目される。
核兵器使用時の惨状を見せつけることで、「核使用のタブー化(nuclear taboo)」という国際的規範の成立に貢献した。
現在この規範の土台が揺らぐ中で、今それを強調する必要があるという論理です。
核廃絶や核軍縮とは若干違う観点であることは興味深い。
その意味でノーベル委員会は現実主義的で、核兵器を「なくす」よりも「使わせない」ことがより喫緊の課題だという見方が示されたと言える。
今年1月時点の世界の核弾頭の推計総数は、去年より391発減り12121発です。
 国別では保有数が最も多いのはロシアで5580発。 次いでアメリカが5044発とこの2か国だけで世界のおよそ9割を占めています。
以下、イギリス・フランス・中国をはじめ世界中の12ヶ国が保有されてると
言われている。
つまり、これら全ての核弾頭を廃絶することは将来に於いて努力すべきだが
「使用させない」現実的な気運醸成や外交協議が重要であるという視点で
「日本被団協」の受賞は意義あるものだと思うのだが。

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