今を生きていることに感謝する
加齢は生きている限り全ての人に等しく与えられるが、老化は個人
によって様々な違いがある。人は普段は当り前のように自分の身体
機能を使って生活していて、そのことに感謝することは殆どない。
しかし、老化によって、この当り前と思ってる身体機能の一つでも
障害が起きると、狼狽え、悲しみ、時には怒りや苛立ちさえ感じる
ことがある我儘な生き物である。
とかく、当たり前と思って日常生活を送っていると感謝することを忘
れがちだが、障害を受けて、その有り難さに気づかされるのである。
私自身13年前の大病の後遺症が今でもあるので、今こうして普通に生
活できてることに私を現在まで心身共に支えてくれた全ての人に感謝
している。
人は身体機能や精神に支障がなく日常を生活してることを当り前のよう
に思っているが、このこと自体が最高の幸せであり感謝すべきことを忘
れてはならない。たとえ、障害を持っていても、今を生きてると実感で
きることに感謝の気持ちを持ち続けていたいと思っている。