<無人島1枚漫画・その12>題:漂流してきたヤシの実「こんなに成長してしまった」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議<ひとコト>
海岸での漂着物は、水平線のかなたから時間をかけて流れて、海岸へたどりついたものだ。
私は子供の頃、台風が過ぎ去った後など海岸へいくのが楽しみであった。
これといったものには出会わなかったが、楽しさには変わりなかった。
いわゆる海岸へ打ち寄せたゴミであるが、ゴミの中にお宝はあるのだ。
お宝の中にゴミがあるのではなく、あくまでもゴミの中にお宝だ。
(秋竜山)
<無人島1枚漫画・その11> 題:「そっくりさん(どっちがほんものだ)」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議<ひとコト> ホンモノがいて、ソックリさんがいる。 では、どっちがホンモノで、ソックリさんなのかということになる。両方ともホンモノを主張する。それにしてもコピーしたように似ている。
「自分がホンモノを主張するのも大人げありませんから、私はソックリさんのほうでよろしいんですよ」というと、
もう一人が「いや、それはちがう。私こそソックリさんですよ」
合体して一つになってしまうのが一番いいのですがね。
<無人島1枚漫画・その10> 題:「あいつ、まだ島の人間になりきれていない」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議<ひとコト> お金はナンのためにあつめるものでしょうか。無人島マンガでお金を集めている住人がいたとしたら、お聞きしてみたいものだ。
「あなたは、そのお金をどーするつもりですか」答えが返ってきた。
「あなた、子供の時、メンコやビー玉をなんのために集めましたか。なんのためなんかありませんよ。ただ集めてみたいからでしたよ。ながめているだけでうれしかったんですよ。」とね。
そんなメンコやビー玉もいつの間にかなくなってしまった。あの頃あんなにあったのに、いったいどこへ消えてしまったのだろう。お金と同じだ。
<無人島1枚漫画・その9> 題:老齢化「立っているものが一人もいないね」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議<ひとコト> 無人島マンガを連続的に描いているわけですが、
今回のようなマンガも時代が描かせたものではないだろうか。
ン十年前だったら絶対に浮かび上がらないアイデアだと思います。
これからどんどん老齢化がすすむ世の中になるでしょう。
一体どんな無人島マンガがうまれるだろうか・・・。
<無人島1枚漫画・その8> 題:「悪口をいう場所」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議<ひとコト> 悪口も、言われている時がオハナとか。言われなくなったらオシマイとか。
人気商売の芸能界のウワサばなしも悪口によって成り立っている。
人気のあるうちの悪口は面白い。悪口がお金になる。悪口ひとこと、チャリン。
ふたこと、チャリンチャリン。
一番困るのは御婦人たちの亭主の悪口。 「いいわねぇ。お宅の御主人は。それに比べると、うちのあのバカときたら・・・」
「アーラ、奥さま、ナニをおっしゃいますの。お宅の御主人ほどすばらしい男性はおりませんわよ。うちのバカは、バカはバカでも、最低のバカざますわ」
なーんてね。一銭の金にもならず。
(秋竜山)