日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

4月1日、イタリアの旅/チェファルのサイクリングで蘇る、母子の絆?

2008年05月14日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
ホテルのフロントのお姉さんが、
チェファルから西へ(パレルモ方向)と海岸線沿いを走っていくと、
きれいな浜辺がある、と教えてくれた。

たった、それだけのサジェスチョンを頼りに
娘と私は自転車を西へと向かって走らせた。
娘がいい気になって、母親の前を車輪を走らせる。私が「止まりなさい」
後ろから言うのを無視したせいで、それみたことか、
スクーターにぶつかりそうになった。本当に、危うかった。

それ以来、私の語調はきつくなり、娘はふくれっ面になった。
「母親の言うことを聞くように!」と念を押して、彼女の
行動を制限し続けたからだ。女の子だから母子で旅ができる?
と世間の人は言うだろうけど、私の娘は女の子の範疇なのだろうか・・・?

育てた親の顔が見たい!


目的地に着くまで、立ち寄れそうなお店が一件のみ。
なんだか、心細くなりながら、フロントのお姉さんの言葉を信じた。
「海岸線を走っていれば、すぐ分かるわよ」

で、確かに、途中、海が見えなくなったと思ったらすぐビーチへ
へと続く道の案内があった。そして、出会ったのが上の写真の
本当にきれいで静かな浜辺だった。

印象派の絵のように、ゆらめく光をたたえた海を見た途端、
私たち親子のそれまでの無言の戦いは終始符を打った。
娘は急に元気になり、私は豊かな気持ちをこの胸に引き戻せたのだ。
さて、その模様は以下、写真にてご覧あれ。


彼女の洋服に注意。シシリアの旅で購入したチープ・ファッション。


上着は必要なくなり・・・。石拾いを楽しんで・・・。



とうとう、水際へと興味が引き寄せられ・・・。んな、ことに!


私は浜辺に腰を下ろして、波と戯れる娘を見守っていた。
するとどこからともなく真っ白なチョウチョが現れて、
ひらひらと砂浜から海へと向かって高度を上げていった。
私はチョウチョが恐れもせず、海の上を空へ向かって飛んでいる姿に
感動していた。私は熱くなった目頭から涙が落ちるのを
拭いもせず、ただただチョウチョが向かっていった空を見上げていた。

そして、空の青ではなく、たなびく雲の白さに心をふるわせた。
聖書の「ヘブル人への手紙12章1節」を思い出したからだ。

herefore, since we are surrounded by such a great cloud of witnesses,
let us throw off everything that hinders and the sin that so easily
entangles, and let us run with perseverance the race marked out for us.
こういうわけで、このように多くの証人たちが”雲のように”
私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの
重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている
競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。

コメント
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