日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

4月2日、イタリアの旅/「最後の晩餐」ーサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

2008年05月17日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

【チケット売り場。もとい予約したチケットを受け取る場所の建物、
入り口向かって右方向から「最後の晩餐」見学ツアーが始まる】

最寄りの地下鉄駅から簡単に着けるはずだった、
サンタ・マリア・デッレ・グラーツェ教会までの道で、
のっけから迷ってしまった。

丁度前を東洋人のカップルが歩いていたので、
娘がとっさに母がたしなめる暇もなく、
「あのー、日本人ですか?」と後ろから声をかけてしまった。

は、恥ずかしいけど、た、たよりになる娘、複雑な思い!
すると、何と日本人だったのだ。ラッキーにもそのカップルから
日本語で道案内をされ、無事教会にたどり着けたのだった。

ちなみに、今どきの若い日本人はミラノの町の中にいても、
洗練されていて、他の東洋人、中国人や韓国人より
ソフトな印象を与える。これは、いいことなんだろうね。



これが本来は教会のファサード(正面の入り口)があるところ。
丁度修復しておりまして、このように徹底した覆いがかかってました。
十字架だけが申し訳なさげに、てっぺんに顔を出していて・・・・。
現代建築みたいでしょ。さて、無事(前回書いた通り)「最後の晩餐」を
観賞できた。ミラノに来た唯一の目的を果たしたのだった。


【裏口から入っていく感じで、教会に入ると、回廊になった中庭がありました。
お花がきれい。】

「最後の晩餐」の観賞後、せっかく、教会まできたのだから
御御堂でお祈りしなきゃ、と娘と教会内に入っていった。
なんだか教会内でアート展のような催し物をしていて、
品のいいおばさんたちでごったがえしていたが・・・・。
そんなことは意に介せず、お祈りをした後中庭に出て、
お庭の空間全部を覆ってしまいそうな、満開の花に感動した。



さて、売店があったので、私と娘は旅の最後に何か記念に買えるものは
ないかと物色をした。娘は十字架のピンバッチを買い、
私は「最後の晩餐」に関するガイドブック(写真下)を購入した。

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はサンタ・マリア・デッレ・グラーツェ教会
に付属した古い修道院の食堂の中にある。
土地を1463年にドミニコ修道会に寄贈されたのが始まりなんだって。

ミラノ公ルドビコ・イル・モーロが一家の霊廟にと決め、ダ・ヴィンチも
彼からの依頼で「最後の晩餐」を描いたという。
着手が1495年で2~3年の月日をかけた。すごいねえ、ゆっくりで
何故だか羨ましい・・・・。



20年前にミラノで「最後の晩餐」を見た時は単なる古い壁に書かれた絵、
にすぎず、「へえー、これが有名な・・・なんだ」と思ったにすぎないが、
娘も私も今や、キリスト信仰を持っているので、
12人の弟子の様子や、キリストの姿をまじまじと見入ってしまった。

聖書のたった1節をこんなに緻密な人間劇に仕立ててしまうなんて・・・。

After he had said this, Jesus was troubled in spirit and testified,
"I tell you the truth, one of you is going to betray me."
イエスはこれらのことを話された時、霊の激動を感じ、あかしして言われた。
「まことにまことに、あなたに告げます。あなたがたの内の1人が私を裏切ります。」(ヨハネの福音書13章21節)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする