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浜辺ではゆったりとどのくらいの時を過ごしたのだろう。
私たちの他にはひとカップルの恋人だけしかいなかった。
恋人たちは浜辺にレジャーシートを敷いて寝そべっている。
ちょっとドキドキしたが、娘への教育上よからぬようないちゃいちゃとした
戯れもなく、恋人たちは静かに景色を楽しみ、景色を吸い込み、
景色と一体になるくらい、リラックスしていたにすぎなかった。
私たちはそんな恋人たちを残して、その場を去った。
(きっと、あのカップルもほっとしたことだろう)
そして、写真はチェファルのホテルに帰る途中、寄り道してみた
キャンプ場で撮った写真。入り口に門番がいて、
「ただ中を見学したいんだけど」と言ったら、お金も取らず、入れてくれた。
なんとキャンプ場内には海沿いにプールもあった。
お父さんにホースの水をかけられて、キャッキャッとはしゃぐ
子供がいて、その前には立派なキャンピングカーが駐まっていた。
なかなかきれいなキャンプ場で、キャンピングカーで
家族旅行するのも本当に楽しそうだなあ、と心の底から憧れた。
(私は決してアウトドア派ではないので、そんなことを思うのは珍しい)