È successa una cosa incredibile

信じられないようなことも起きる国・イタリア。
いや、ある意味では
「信じられる」出来事なのかもしれないけれど。
私の自宅のある建物の共有部分の
電気のジェネレーターが火を噴いた、らしいのです。
2月9日(火曜日)、私はボローニャに行く用事があって
朝早くにビリーの散歩に出かけました。
階段を下りるにあたり
朝日がうっすらと差し込むだけの薄暗い階段に
電気をつけようとスイッチを押しても反応なし。
まぁ、勝手知ったる我が家の階段、薄明かりでも大丈夫。
ビリーが階段踏み外すと怖いので
抱きかかえて降りていくと
二階辺りからきな臭い。
てっきり「誰かがフライパンを焦がした」と思い込んだ私。
なんかそういうことが頻繁にあるのでねぇ・・・。
今思えばそんな楽天的なことではなかったのでした。
散歩から帰って準備をしてボローニャに出かけるときにも
もちろん階段の電気はつかないし
心なしか、きな臭さが増している・・・。
ちょっと気になったので
階段下建物入口にある電気メーターの上の
ブレーカーを確認したら
「階段電気」の表示がついているレバーだけが落ちている。
仕方ないなと思って一生懸命背伸びして
レバーを上げようと試みたけれど、
手応えなし、すぐに落ちてしまう。
これは私の手に負えないし、電車の時間も迫っているからと放置。
この時点で住民の誰かに報告しておけばよかったのかも…。
(というかこの時点でジェネレーターが火を噴いていたら
もしかしたら私重傷だったじゃん!)
ボローニャから戻ってきたのは19時前。
駅から我が家のある通りに入った瞬間に
空気の異常を感じたのはきっと気のせいではないはず。
我が家の前にパトカーが止まり、人だかりができている。
そのとき、「あ、誰か喧嘩沙汰でも起こしたな」と思った。
この一帯はここ数年
東欧系、アフリカ系の外国人(多くは不法滞在だったり)が増えて
道端で流血の喧嘩もたびたび。
なので、きっとそんなことがあったのだろうと思って歩いていくと
となりの部屋を借りているアメリカ人のお兄ちゃん二人が
ルームウェアのまま出てきているし。
雰囲気が異様。
警察官が入口に立っていて、我が家に入れそうにない。
入り口周辺に白い粉が散乱している。
この時点で「喧嘩じゃなく、テロ?爆発?」という疑問。
と同時に、「ビリーとチッチーノはどうしているのだ??」という不安。
状況を把握しようと思って
周りの人に質問するけれど、けっきょく良くわからない。
そんなことをしているうちに
消防車ともう一台パトカーがやってきた。
そんなに深刻な事態なのか?!
おもむろにデジカメを出して撮影をしようとしたら(笑)
警察官に怒られた上に
野次馬扱いされて(まぁそれも仕方ないけど)
追い払われそうになった。
ここの住人ですといって状況を尋ねてみた。
「ジェネレーターが燃えて
煙が上階に上がっているので現在立ち入り禁止。」
そんな状況でちびっ子二人はどうしているのだ??
一刻も早く部屋に帰りたい。
とりあえず、だめもとで交渉。
「立ち入り禁止。とにかく今は外で待て。」
何か異常があれば
常に甲高い声で吼えまくっているビリーの声すら聞こえない。
その時点で涙が出そうになった。
ボローニャから重い本を抱えて帰ってきていたこともあるし
とにかく部屋に行きたい。二匹の様子をみたい。
15分ほど外で待たされた。
その間に消防士が何人か上階まで行ったり来たり。
階段の電気がつかないので懐中電灯が必要。
それでも各戸の電気は機能しているようで
外から見上げると、電気も漏れているし
上階の窓から近所の住人が顔を出していたりする。
状況が確認できたということで
消防士の先導で部屋まで送ってもらった。
扉を開けると、部屋の中からも異臭が流れてくる。
煙で燻されているのだ。
こんな中で二匹は・・・ぐったり。
それでもどちらも起き上がったので抱きしめて無事を確認。
消防士の指示で開けられる窓はすべて開けて換気。
もうちょっと帰りが遅かったり、もっとひどい状況になっていたら
ビリーとチッチーノの燻製が出来上がるところだった・・・。
とにかく臭いと煙が消えるまで窓を全開にして
二匹を抱えて布団をかぶって寒さを凌ぐ。
そのあとは大掃除。
我が家は4階(日本風には5階)なので、
煤も煙もあまり上がってきていないようだけれど、
それでもハタキをかけて
床を掃いてモップをかけたらモップが真っ黒になった。
怪我人もなく、大事にならずに済んだのがなにより。
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信じられないようなことも起きる国・イタリア。
いや、ある意味では
「信じられる」出来事なのかもしれないけれど。
私の自宅のある建物の共有部分の
電気のジェネレーターが火を噴いた、らしいのです。
2月9日(火曜日)、私はボローニャに行く用事があって
朝早くにビリーの散歩に出かけました。
階段を下りるにあたり
朝日がうっすらと差し込むだけの薄暗い階段に
電気をつけようとスイッチを押しても反応なし。
まぁ、勝手知ったる我が家の階段、薄明かりでも大丈夫。
ビリーが階段踏み外すと怖いので
抱きかかえて降りていくと
二階辺りからきな臭い。
てっきり「誰かがフライパンを焦がした」と思い込んだ私。
なんかそういうことが頻繁にあるのでねぇ・・・。
今思えばそんな楽天的なことではなかったのでした。
散歩から帰って準備をしてボローニャに出かけるときにも
もちろん階段の電気はつかないし
心なしか、きな臭さが増している・・・。
ちょっと気になったので
階段下建物入口にある電気メーターの上の
ブレーカーを確認したら
「階段電気」の表示がついているレバーだけが落ちている。
仕方ないなと思って一生懸命背伸びして
レバーを上げようと試みたけれど、
手応えなし、すぐに落ちてしまう。
これは私の手に負えないし、電車の時間も迫っているからと放置。
この時点で住民の誰かに報告しておけばよかったのかも…。
(というかこの時点でジェネレーターが火を噴いていたら
もしかしたら私重傷だったじゃん!)
ボローニャから戻ってきたのは19時前。
駅から我が家のある通りに入った瞬間に
空気の異常を感じたのはきっと気のせいではないはず。
我が家の前にパトカーが止まり、人だかりができている。
そのとき、「あ、誰か喧嘩沙汰でも起こしたな」と思った。
この一帯はここ数年
東欧系、アフリカ系の外国人(多くは不法滞在だったり)が増えて
道端で流血の喧嘩もたびたび。
なので、きっとそんなことがあったのだろうと思って歩いていくと
となりの部屋を借りているアメリカ人のお兄ちゃん二人が
ルームウェアのまま出てきているし。
雰囲気が異様。
警察官が入口に立っていて、我が家に入れそうにない。
入り口周辺に白い粉が散乱している。
この時点で「喧嘩じゃなく、テロ?爆発?」という疑問。
と同時に、「ビリーとチッチーノはどうしているのだ??」という不安。
状況を把握しようと思って
周りの人に質問するけれど、けっきょく良くわからない。
そんなことをしているうちに
消防車ともう一台パトカーがやってきた。
そんなに深刻な事態なのか?!
おもむろにデジカメを出して撮影をしようとしたら(笑)
警察官に怒られた上に
野次馬扱いされて(まぁそれも仕方ないけど)
追い払われそうになった。
ここの住人ですといって状況を尋ねてみた。
「ジェネレーターが燃えて
煙が上階に上がっているので現在立ち入り禁止。」
そんな状況でちびっ子二人はどうしているのだ??
一刻も早く部屋に帰りたい。
とりあえず、だめもとで交渉。
「立ち入り禁止。とにかく今は外で待て。」
何か異常があれば
常に甲高い声で吼えまくっているビリーの声すら聞こえない。
その時点で涙が出そうになった。
ボローニャから重い本を抱えて帰ってきていたこともあるし
とにかく部屋に行きたい。二匹の様子をみたい。
15分ほど外で待たされた。
その間に消防士が何人か上階まで行ったり来たり。
階段の電気がつかないので懐中電灯が必要。
それでも各戸の電気は機能しているようで
外から見上げると、電気も漏れているし
上階の窓から近所の住人が顔を出していたりする。
状況が確認できたということで
消防士の先導で部屋まで送ってもらった。
扉を開けると、部屋の中からも異臭が流れてくる。
煙で燻されているのだ。
こんな中で二匹は・・・ぐったり。
それでもどちらも起き上がったので抱きしめて無事を確認。
消防士の指示で開けられる窓はすべて開けて換気。
もうちょっと帰りが遅かったり、もっとひどい状況になっていたら
ビリーとチッチーノの燻製が出来上がるところだった・・・。
とにかく臭いと煙が消えるまで窓を全開にして
二匹を抱えて布団をかぶって寒さを凌ぐ。
そのあとは大掃除。
我が家は4階(日本風には5階)なので、
煤も煙もあまり上がってきていないようだけれど、
それでもハタキをかけて
床を掃いてモップをかけたらモップが真っ黒になった。
怪我人もなく、大事にならずに済んだのがなにより。