不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Tra poco Saldi

2006-06-24 18:02:17 | 日記・エッセイ・コラム

そろそろバーゲンの季節かなぁ。
と、サン・ジョヴァンニの日が来ると思ったりします。

でもちょうどこの時期、
フィレンツェの街は
普段見かけない「ちょっとモーダな人々」で溢れかえり
街中のショップのショーウィンドーも
一気に暑苦しい秋冬物バージョンに差し替えられるのです。
フィレンツェでこの時期に行われるPitti Uomoの影響。

心の中では夏のバーゲンと思っているのに
ショーウィンドーで秋冬物を見せられて
たいてい困惑する6月の終わり。

今年のバーゲンはサンダル買おう!
と思ったのに、物色しにくい状況。

バーゲンといえばこんなかわいいもの発見。
おかいもの♪おっかいもの♪
なんか進化している!!

logo_albero4 banner_01


Battistero che aspetta la celebrazione

2006-06-23 23:57:33 | アート・文化

Battistero che aspetta la celebrazione

6月24日フィレンツェの守護聖人「洗礼者ヨハネ」の日。
フィレンツェは祝日です(でも土曜日)。
土曜日休みでも振り替え休日にはならないんだよね。

なぜこんな夜中に洗礼堂前を歩いていたかというと、
23日19時から24時まで
アカデミア美術館が無料開放になっていたので。

ちょうど行きたかったLorenzo Monaco展をただで観ちゃった。
真夜中に出会うダヴィデ像もまた趣が違ってよかったし。

ずいぶん久しくアカデミア美術館に足を運んでいなかったので
私の大好きなAlessandro Alloriの「受胎告知」を
ゆっくり鑑賞できたのも嬉しい。

それから久々に楽器博物館ものぞいてみた。
ここにはピアノの原型となったSpinetta(スピネット)や
バルトロメオ・クリストーフォリのピアノやら
ストラディヴァリのヴァイオリンなど
素敵なものが山ほどあるのに、
残念ながらあんまり人気がなくていつもひっそりしている。
メディチ家は絵画だけでなく
楽器も収集したし音楽家も抱えていたので
実はこうしたものもたくさん残っているんですよね。
大理石で作ったギターというのもあるらしい。見てみたい!

アカデミア美術館ダヴィデ像以外にも楽しいこといっぱいなのになぁ。

夜間無料開館で散々楽しんできた帰り道
洗礼堂が美しかった月の夜。

logo_albero4 banner_01


Una passione

2006-06-22 22:45:00 | アート・文化

Una passione

趣味と情熱でフラメンコを踊り続ける私の友人。
彼女をはじめとする4人のフラメンコダンサーと
二人のギタリスト。
今年の夏も彼らは地方巡業中。

趣味でここまでやれるのは情熱があってこそ。
彼女の幸せそうな顔を見ているだけで
こっちもステキな気分になるし
フラメンコの楽しさも分かち合えるし。

フィレンツェ郊外の地元の「盆踊り」大会規模のお祭り。
地元の子供たちを舞台に上げてのサービスタイムもあったりして
すっかり地元に溶け込んで愛されている感じも好き。
背景の手作り感もほんわかしていいしねぇ。

プロの舞台とは違うけれど
私はこういうのも好き。



Si prepara per il concerto, ma

2006-06-22 09:22:55 | アート・文化

昨日からドゥオモ脇の広場で
設営が開始された舞台。

Si prepara per il concerto, ma
ちょっと小さめ。

6月23日のコンサートの準備中。

Mozart e Cherubini al Campanile di Giotto
2006年6月23日 21:30開演
入場料無料

モーツァルトへのオマージュ。
指揮はIvor Bolton(イヴォル・ボルトン)
オーケストラ&合唱隊はMaggio Musicale Fiorentino

しかし
なんか不穏な感じのニュース。
Maggio Musicale Fiorentinoのストライキ?

せっかく設営している舞台が無駄になりませんように。


Specchietto

2006-06-21 12:57:00 | 日記・エッセイ・コラム

フィレンツェでは法律が導入されて
バッタモンは売る人も買う人も
それぞれ罰せられるってことになっているのに
一向に不法で贋作を売る人々が減らない。

普段は見向きもしないそういう物売りの姿。

彼らも必死だから
お手製の売り場はダンボールでよく細工されていて
巡回パトロールがやってくると
わずか3秒で店仕舞して逃げられるようになっている。
これはすばらしいと思うんだけど(笑)。
そういう能力を他のところで発揮せよ!なのだ。

で、そんな彼らのうちの一人の屋台で面白いものを発見。
それ自体は売り物じゃないけど。
バッタモン・サングラスを売るセネガルかどこかの人。
サングラスの具合を確認するのに鏡が必要だよね。
その鏡がなんと!!

Specchietto

クルマからもぎ取られたドアミラー!
やられた。
これはかなり笑えました。
盗んでくるなよ、そんなもの。
売り子さんへのオマージュということで
彼を写しこんで撮影してみたよ。

イタリアの路上駐車の車は
すれすれのところを走る車との接触や
暴徒の仕業により
ドアミラーがよくもぎ取られたり宙ぶらりんになっていて
ガムテープで貼ってあったり、喪失していたり。

まさか自分の車のドアミラーが
こんなところで第二の人生送っているなんて
夢にも思ってないよね、持ち主。

logo_albero4 banner_01