今日の原英莉花のゴルフは、実に見応えがあった。対する小祝さくらがボギー、ダボと落として逆転すると、首位を独走し、最後の17番で6打差、まで広げた。で、そのまま3日目を終えるかと思いきや、最後の18番のドライバーまでは、ほぼ互角。2打目のグリーンを狙うショットで、いささか、原がトラブった。
さくらは確実にグリーンを捉え、原は素晴らしいアイアンのキレを見せていたのに、この日初めてのミスショット。狙いのショットがあったのだ。で、ラフから、寄らず、入らずの、今日初めてのボギーを叩いて、一歩後退で終了。すると、小祝さくらは逆にバーディを決めて、一歩前進で終了。3日目は4打差で終わった。
これで、明日の最終日、原英莉花の優勝は、グッと確率が下がった。小祝さくらは強い! 心臓が強い。対して、原は見かけによらず、ナイーブな選手。明日は、この2人を追い上げて伸びてくる選手が現れるだろうか?
今日の仲宗根澄香のように飛び抜けて、スコアを伸ばす選手が出てくると、面白い。私の応援する木下綾は3オーバーの75では、難コーストとラフで、必死のアップアップのゴルフをしていたことが、伺える。もちろん、一度も映らないけれど。
それにしても、NHKのボールの軌跡追う映像ソフトは、正しいのだろうか?小祝さくらのアイアンの弾道が、男子プロ並みに高すぎる気がする。いささか、おかしい。PGA並の映像を求める努力は認めるけれど、なかなか、先進国アメリカには追いつけない。まあ、予算規模が10倍ほども違うだろうけどね。
無観客試合は、報道各社の技術向上には、最高の機会でもあるし、NHKはもう少し、公平にいろんな選手の映像を放送してくれたらいいのになあ。