2023年9月14日(木曜日)午前6時:[ 22c/32c/50% ]{ Getup0500 } 晴れのち一時雨
北陸新幹線が金沢から敦賀まで延長されて、それが運転開始されるのが来年3月16日。福井県発展の起爆剤になると、杉本知事は県を上げて、力が入っている。
その運転開始の記念の一環として、福井市内から丸岡までをぐるっと回る、「桜マラソン」が福井県主催で実施される。3月31日日曜日。県の職員二人が差し出した名刺に、桜のマークとFをもじった、「カトレヤ」のようなデザインのマークが入っている。どうやら、意匠登録をしているとか。県は力が入っている。「桜は(登録が)実に多いんですわ」と言っていた。
何せ、福井市の地図を背景に、一筆書きのようにぐるりと回るコースだから、あちこちで長時間、めちゃくちゃ交通規制がかかる。詳しく見れば見るほど、「こりゃ、ひどいことになりそうだぞ」と感じた。県は恒例の年中行事にしようと意気込んでいるが、果たして、どうなることか?「周知徹底するのに、5年はかかる」と思っているとか。
春先、足羽川の堤防を彩る樹齢65年以上のソメイヨシノの600本余りの巨木の桜も、超高齢。ここが、福井の「サクラ」をマークに出来る原点だが、悲しいかな、一斉に枯れ果てるのも時間の問題。市内を横切る足羽川の「堤防の桜」もう、今では十分、使命を果たしてきたのだ。
堤防の機能を考慮すると、新しい桜を植えることはできない。法整備が整わない、戦後のどさくさに植え込んだ結果、長年、我々戦後生まれの福井県民の大勢を楽しませてきた。
時代は変わるのだ。経年変化する。「サクラ」にこだわる理由の基盤が、今、高齢のために崩壊寸前なのだから、サクラマラソンに未来があるなどと思っているのは、つまり、「あほ」か「ノータリン」ということになる。実に立派な未来の計画だ。
まあ、先のない後期高齢者の知ったこっちゃないけど、さ。
さあ、晴れて明るくなってきた。また、畑の草刈りで汗を流そうかな? それにしても、ずいぶん、朝が遅くなった。