街中の潰れかかった自動車修理工場裏手の庭に5m余りにまっすぐ成長したカリンの木があって、野球のボールか、いやソフトボールほどの大きさの硬くて黄色い実が、木の周りの下にたくさん落ちている。見上げると、上の方にまだ、かなりの数の実が残っている。
庭木を全部切って運び出し、根を掘り起こして、ガラクタやゴミも片付ける。田舎の同級生の園芸屋に木の始末を依頼し、解体屋に現場を見せたら、風貌に似合わず、実のなるカリンの木は貴重品だと言って欲しいという。それこそ、「どうぞ、どうぞ」となって、解体ついでに、専門家を呼んで、掘り起こして持ち出す。それだって、単独で依頼すれば、相当な金がかかるだろう。小型の銃器や、クレーンアームのついたトラックなど機械類がなければ、個人ができる仕事ではない。
解体屋は元気がいい。しかし、鉄は安くて、しかも公共の処分場の受け入れも厳しく、ゴミ屋は仕事にならないらしい。時代は変わる。中国が元気でないと、食えない日本人も多い。
庭木を全部切って運び出し、根を掘り起こして、ガラクタやゴミも片付ける。田舎の同級生の園芸屋に木の始末を依頼し、解体屋に現場を見せたら、風貌に似合わず、実のなるカリンの木は貴重品だと言って欲しいという。それこそ、「どうぞ、どうぞ」となって、解体ついでに、専門家を呼んで、掘り起こして持ち出す。それだって、単独で依頼すれば、相当な金がかかるだろう。小型の銃器や、クレーンアームのついたトラックなど機械類がなければ、個人ができる仕事ではない。
解体屋は元気がいい。しかし、鉄は安くて、しかも公共の処分場の受け入れも厳しく、ゴミ屋は仕事にならないらしい。時代は変わる。中国が元気でないと、食えない日本人も多い。