komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

しりとりさんぽ

2017年02月24日 | おもちゃと遊び編

 お久しぶりの、おもちゃ編です。

      


 この謎の写真は何かといいますと、数年前、子ども用に作成した手描き絵本(?)。
 カレンダーの裏に描きまして、出来映えがきたないし、ブログにのせるのは見苦しいなーと思い、ずっと保留にしてました。
 でも、いま見ると、よくまあ作った、当時の私(笑)。
 なので、記念にのっけさせてください。

 これは広げて写真とってますが、ほんとは折ってあります。じゃばらに折るので、細長い形。
 ブログにのせづらいので、各ページをコピーして並べました。

 あそびかた。
 好きな線をえらんで、たどっていきます。しりとりなので、言葉にたどりつきます。
 たとえば「バナナ」の一番上の線をえらぶと「なわとび」という言葉に行きつくので、そこでまた好きな線をえらんで、ページをめくります(写真じゃ字が小さすぎて読めないけど・・・)。

     

 たとえば一番上の線をえらんだ場合「びっくりばこ」に行きつきます。読めないですよね、いちおうしりとり。
 で、また一番上をえらんだとすると(ここでページをめくります)

     

 めんどくさいので、以下略。
 まあまた言葉が出るんだけど、ところどころに行き止まり(「ん」で終わっている)があるのがミソです。

     

     

 最後に、ここのページに行きついて、ゴール。
 行き止まりにあたったら、前のページに戻って選び直す。でも複数でやるときは、行き止まりの時点で負け~、でもいい。
「バナナ」に行けるかな? とか「どうぶつえん」に行けるかな? とかやってもよし。

 これねー。いちいち、しりとりにしたものだから、作るのに時間かかりすぎまして。
 完成したときは子どもたちがすでに小学生で、ちょっとしか遊んでもらえなかった(涙)。
 幼稚園児くらいがいいかと思いますね。

 なんでこんなのを考えついたかというと、うちの子たちはしりとりが好きで、線をたどるのも好きだった。
 だから、こんなのどうよ?って。
 しりとりじゃなくて、お宝さがしとか、ほかのバージョンもやりたかったんだけど、絵が描けなくてアウト。

 でも時間があったら、真剣にきわめて作り直したいくらい、自分では気に入ってたアイディアでした。
 こういうものを考えたり作ったりするの、とっても楽しいですね。
 あ、一番上の写真、冬坊に線を描いてもらったため、自分的にはデザインが気に入らない(笑)。
 どうしてもそういうことにこだわってしまう、大昔のマン研部員。

 実はきのう、もっと小さい子向けのバージョンを考えましたので、作ったらまた記事にしますね~。

 

        ありがとうございました

 

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「りぼん」の付録、お蔵出し 5

2017年02月05日 | イラストなどなど

     

 

 我が家に現存する、なつかしの「りぼん」の付録を並べてみました。

 右上、太刀掛秀子さん下敷き。裏面もかわいい女の子です。
 左上、田淵由美子さんレターセット。ファイルの窓部分から、中の便せんと封筒が見える仕組みなんですが・・・。
 封筒がみあたらない。ぜんぶ使っちゃったのかしら。

 下段右、陸奥A子さんファイル。いまでもこれに、自分がかつて描いたイラスト類をはさんであります。
 ひとつ飛んで、萩岩睦美さん便せん。これも封筒がないけど、かわいくて使うのがもったいない~。
 細長い黄色いのがペンケースで、内田善美さん。
 左の封筒も。これは便せんのほうがなくて・・・どんなものだったかも覚えてないんですけどね。


 付録を発掘したときに、田淵さんのマンガの切り取りもみつけて、久々に読み返しました。
「あなたに・・・」という作品で、すごく好きだった。
 表紙が劣化しすぎてのせられないんですが、中身はこういうの。

 

        

 二色刷り! いまの雑誌では、もしかしてやってないかな。単行本にすると読みづらいから。

 お話はすごくシンプルです。
 高校時代に好きだった男の子と、大学に入ってから再会した詩史ちゃん(しふみ。名前もかわいい)。
 でも彼女にはすでに、つきあってるイケメンエリート大学生がいた。
 高校のときは無自覚だった恋心。いま、ようやくはっきりわかったのに。わたしのこの気持ちを、いったいどうすればいいの?

 ・・・すみません。超陳腐な書き方で。
 言いたいのは、物語の魅力ってストーリー以外の部分なんだなあということです。
 ふるえるようにデリケートな感性、詩情にあふれた描写。切なさとやさしさ、プラス必ずハッピーエンドになるという安心感。
 同じストーリーを別の人が描いたら、ぜったいに魅力的にはならない。
 当時の「りぼん」には、こういう世界があたりまえのようにあったんだなあって思います。


 さて、マンガ関係でやってきたこのカテゴリーは、ひとまず休憩です。
 どうもありがとうございました!

 

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ほぼ14年ぶりのイラスト

2017年01月20日 | イラストなどなど

 プロの皆さまの華麗なイラストを並べたあとに、ほんとーに恐縮ですが・・・。
 ほぼ14年ぶりに、小さなお絵描きをしたので、記念に載せてしまいます。

 最後に描いたのは、たしか上の子を妊娠しているときだっけ?    
 出産後は、描くのはもちろん、マンガを読むのも封印。この私がこんなに長期間マンガとはなれて暮らせるなんて・・・と、我ながら驚くほど育児に振り回されました(汗)。

 もちろんペン入れなんて、もはやできるわけないので、鉛筆描きのコピーです。こちら。

 

                             

 

 これを、色鉛筆とパステル2色で装飾、ぬり絵したのがこちら。

 

            

 

 酉年なので幸せの青い鳥~、と思いましたが、鳥が大きすぎてハトみたい。

 しかしgooブログの画質って、思いのほか荒いんですね。
 ペン入れしたものやちゃんと彩色したものの写真では気づきませんでしたが、色鉛筆なんぞでラフに描くと、なんちゅーか原画とちがって映るというか・・・。
 も少し肌理がこまかくてしっとりした絵なんだけど、大きな写真では、とても載せられませんでした。
 まあ、素人の言いわけですけどね・・・。

 今回どうして描いたかというと、昔のマン研仲間のAちゃんが珍しく、「寒中お見舞いに絵を描こう」と提案してきたからなんです。
 やる気のある提案がうれしくて、ふたつ返事でしたが、下描きの段階で早くも挫折しそうに。
 なんじゃこりゃ、全然表情が描けん(紅白を見ながら苦悩)。
 このブログの新年のご挨拶にでも使おうと思ったのに、間に合うわけないし。

 で、描き終わった感想としては「文章書くほうがずーっと楽!」。 
 もう描かない、私は文章だけでいいわ。

 こちら実物大です(無地のレポート用紙使用)。
 
   

      

 

 文章だけでいい、と言ったのはブログの話ではなく、なんとまあ年甲斐もなくオンライン小説の投稿なんぞに手をそめまして、12月なんてそればっかりやっておりました。
 上の絵みたいなお姫さまが出てくるファンタジー小説です(爆)。思春期に少女マンガに洗脳された人間が、50代までそれを忘れずにいたらこんなお話を書く、という見本です。

 つまりマンガ好きでないかた、ファンタジーが苦手なかた、そしてこのブログとはかなり違う翻訳ものっぽい文体なので、それがダメなかたなどなどには、まっっったく面白くございません。
 コチラですが、興味あるかたのみ暇つぶしにどうぞ・・・って、私も年を重ねて図々しいおばちゃんになったものです。昔なら考えられませんねー・・・。

 もひとつ、かつて私が書いた駄文の短編を、去年のクリスマスに合わせて、やっぱりマン研仲間のMIちゃんがマンガ化してくれました。
 彼女はれっきとした職業婦人ですが、私と同じく思春期に(以下同文)。
 コチラです。我が家のパソコンだとなぜか荒い画面になっちゃうのですが、ほかの家では大丈夫ではないかと。
 あれ? もしかして悪いのはgooではなくうちのパソコン?
 彼女のイラストは本当に上手なので、そちらもご堪能ください。

 と、今回いつになくしゃべりまくっておりますが、実はおととい夏坊がインフルエンザ発症、きのう冬坊が家庭内感染。
 私は以前から風邪ひきで、いつ感染するか・・・。
 去年末には冬坊が胃腸炎、二日後、私にばっちり来ました。なんかもう冬の風物詩満載で、ハイになるしかありません。
 皆様も、どうぞお気をつけくださいませ。
 超ゆるゆる更新ですが、今年もよろしくお願いいたします。

 

                 りぼんの付録はまたのちほど・・・

 


「りぼん」の付録、お蔵出し 4

2017年01月17日 | イラストなどなど

       

 

 トランプシリーズ、ラストは小田空さん。「空くんの手紙」トランプです。

 わー、かわいい。
 女子高生だった当時は、シンプルすぎてあんまり注目していなかった品ですが、いま見るとちっちゃい子どもが喜びそう!
 しまいこんでいないで、出して子どもたちと遊べばよかったなあ。

「空くんの手紙」は「りぼん」本誌で連載されていたショートマンガで、うさぎのキャラの名前がたしか「うさぎ」。
 これが単なるいい子ちゃんじゃない設定で、なかなか味わい深かったです。
 もうひとりの赤ちゃんっぽい子の名前が思い出せないんですけどね。ゴジラ・・・? そんな名前じゃなかったっけ?

 小田空さんは「りぼんオリジナル」のほうで、海外旅行のエッセイマンガも描いてましたね。
 ほとんど身ひとつで、どんどん出かけていく。英語も現地でどんどん覚える。現地の人とも仲良くなっちゃう。
 ポジティブな姿勢がすごくうらやましくて、楽しく読んでいたのを覚えています。

 

                                         つづきます


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「りぼん」の付録、お蔵出し 3

2017年01月16日 | イラストなどなど

       


 

 トランプ第3弾は小椋冬美さん。
 これは全部が絵札。パステル調のカラーでかわいいですねー。
 
 何年頃の付録か不明なんですが、このファッションが時代を写している・・・のかも?
 ファッションに興味がない女学生だったため、当時どんなのがはやっていたのか全然覚えていないんですが・・・。

 えーと、マンガでいうと「ハイティーン・ブギ」とか?(読んでないけど)
 グループだと横浜銀蠅みたいなのがいた時代? あ、C-C-Bというグループが「ロマンティックがとまらない」という歌をヒットさせてたけど、なんとなく上の絵をみていて、そのイメージが頭にうかびました。
 あー、あとビーナスの「キッスは目にして」とか。
 もはや、なつメロ・・・年代を感じます(自分の)。

 小椋さんは、「りぼん」本誌で最初は外国ものを描いてましたが、そのうち日本の等身大女子高生をテーマにするようになりましたね。
 そのあともっと大人向けの雑誌にうつって、ハイセンスなものをいろいろ描いていたようです。
 センスがいい人の絵って、時代が移り、流行が変わっていっても、見ていて楽しいものですね。

 

             つづきます

 

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「りぼん」の付録、お蔵出し 2

2017年01月13日 | イラストなどなど

       


 

 きゃーきれい! 太刀掛秀子さん、花ぶらんこトランプ。
 さすがにこの描き方なので、全部じゃなくてAJQKとジョーカーだけが絵札です。

 太刀掛さんの絵はていねいでかわいくて、色使いもきれい。
 背景もフリーハンドで、「心がこもっている」をまさに絵に描いたようでした。
 いまの少女マンガで、こういう絵柄ってあるかなあ?

 「花ぶらんこゆれて・・・」
 いま調べたら1978~1980年とありました。代表作ですよね。
 るりちゃんの金髪にうっとりでした。
 でも考えてみると唯ちゃんがめちゃめちゃ気の毒な話だったな~。まだ小学生だったってのにあの展開(涙)。
 るりちゃんにつらくあたるお母さんも、いま思えばたぶん30代だよねえ・・・。

 作者本人も、あとからいろいろ考えたらしく(笑)、文庫か何かのあとがきで「遺伝の法則を無視して、この子は金髪、と思いこんだ」みたいなことを書いていらっしゃいました。
 なるほど、ハーフじゃあんな髪にはならないってか。

 でもそういう法則をすっとばしても、美しさが優先されるっていうのが、当時の少女マンガのいいところだったんですよね。

 

              つづきます

 

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「りぼん」の付録、お蔵出し 1

2017年01月12日 | イラストなどなど

     

 

 明けましておめでとうございます。
 というにはあまりにも遅すぎた・・・今年もよろしくお願いいたします。

 なつかしの「りぼん」の付録、第一弾は田淵由美子さんのトランプ。
 なんとすべてイラストつき。描くの大変だったでしょうねー。

 いくつか選んでみましたが、安定の由美子ワールド。もっといろんなのを載せたかったなあ。
 発行日がどこにも書いてなくて、いつくらいのものかわからないんですけどね。

 トランプはほかにまだ3種類あって、いまだにとってあります。
 私は付録よりも本誌目当てで買っていたんですが、そうは言いつつも、毎月開けるときはわくわくしましたね。
 レターラックみたいな大きいものより、イラスト重視のものが好きでした。
 なつかしいです。

 

           次もトランプ。
           あーいま話題のあの人じゃありませんよー。

   
 
 

 


イラスト集(同人誌)

2016年12月21日 | イラストなどなど

  あれは1世紀も前のこと。
 私にも、コミケと呼ばれる人外魔境に足を運んだ若かりし日々がございました・・・(遠い目)。

 しかし今のコミケよりは、まだ魔境じゃなかったと思いますけどね。
 お目当てはこのおふたり。

 

           

           

 

 水縞とおるさんと、折原みとさん。
 両方とも1982年の日付です。
 上のほかにも数冊持っていますが、いま見ても本当にお上手。
  
 水縞さんは同人誌のつくりも凝っていて、たとえ魔境に出向いてまでも欲しかった。
 ちなみに当時はロリコンブームと呼ばれる一大ムーブメントの真っ只中。
 上のようなタイトルの同人誌はまったく普通でした(どんな時代だ)。

 あ、水縞さんは女性ですよー。
 その後しっかりプロになり、商業誌で「恋人は守護霊?」とか連載してましたね。
 私としてはWINGSでやってた頃のアーシュ・キッドとかのほうが好みでしたが。

 
 折原みとさんはその後、大ヒットメーカーに・・・少女小説分野で! 
 本の挿絵もご本人。いやーびっくりしましたわ、あまりの絵柄のちがいに。

 もちろん他分野でのご活躍はすばらしいんですが、初期の絵柄がほんとに好きでした。
 力強く大胆、かつやわらかなペンタッチ。
 小説しか知らない読者たちにも見せてあげたいくらいです。

 

 で、次のはおまけ。イラスト集ではありませんが、波津彬子さんつながりで載せてしまいますね。
 

            

 これも1982年の発刊。
 すごいタイトル(笑)。もとは同人誌で、のちに出版社から発売されたのを書店で買いました。 
 はっきりいってお宝本です。

 だってメンバーがすごい。敬称略で、橋本多佳子、坂田靖子、花郁悠紀子、青池保子、森川久美などなど。
 こんなかたがたで、任侠ものを描いて遊んでたなんて、楽しかったでしょうね。
 ちなみに企画仕掛け人の波津彬子さんは、当時デビュー前の20歳くらいだったと思われますが・・・。
 上手な人って、若い時から上手なものなんですねー。

 

          つづきます。
          次回は「りぼん」の付録の話なんぞを。

 


イラスト集(みずき健・沖 麻実也)

2016年11月30日 | イラストなどなど

            

「COTTON COLOR」みずき健(1989年11月 ぱふ増刊) 

 

            

「SARASA」みずき健(1992年6月)


 みずき健さんは、雑誌「ぱふ」の表紙を何年間も飾り続けていましたね。
 きれいな描線の少年少女たち、透明感があって大好きでした。
 前回のおふたりみたいに、完璧に作り込まれた絵もいいですが、こういう軽やかで明るい絵柄もとても好きです。

 「COTTON COLOR」は増刊扱いだったみたいで薄手な作りですが、サムライトルーパーやら銀河旋風J9(なつかしい!)のイラストやらが入っていて、見ごたえがあります。
 「SARASA」はしっかりしたイラスト集。こちらにもばっちりトルーパーが、アニメとはうって変わったシックな色遣いで・・・なんて素敵。

 余談ですが、このトルーパー、私が最後にハマった記念すべきテレビアニメでございました(笑)。
 これ以降、ほとんどアニメは見なくなり・・・というか、放映時間帯が会社員の生活と合わなくなっちゃって、やむなく離脱。
 したがって大ヒットした例のエヴァンゲリオンも、まったく見たことなし。見れば夢中になったであろうと思われますが、ラストを聞くと見なくて良かった気も・・・ほんとに余談だなあ。
 

           

            

「LAVER’S DIARY」沖 麻実也(1998年1月)

 

 すみません、写真の色を白っぽくしすぎました。ほんとはもっと茶系が強い感じです。
 このイラスト集を書店でみつけたとき、実は沖さんのことをほとんど知らなかったんですが、中身をパラッと見るなり即購入。
 美形があふれていて、どのページを開いても眩しい・・・。
 しかも背景や小道具、構図にもすごく凝っていて、これぞイラスト集!と思いました。

 BL小説のイラストが多いみたいですが、私、そちらについてはまったく未知のため・・・あ、マンガには多少手を出しましたが(笑笑)。
 BL以外では、デルフィニア戦記の表紙が有名かな、巻数が多いし。

 小説のイラストって、自分のマンガだけでは思いつかないような、様々なキャラや状況を描けますよね。
 前回の波津彬子さんもそうですが、イラスト集としてバラエティが豊かになるので、見ていてとても楽しいです。

 

             つづきます

 

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イラスト集(清水玲子・波津彬子)

2016年10月27日 | イラストなどなど

              

「ARIA」(清水玲子 1990年5月)

               

              

「WALTZ」(清水玲子 1995年7月)


 今回は「絵師」の名がふさわしいおふたりの画集を。
 まずは清水さんですが・・・ほんっとーにお上手ですね・・・それしか言えません。

 アリアが第一画集で「月の子」「ジャックとエレナシリーズ」がメインです。
 ワルツは第二画集で「輝夜姫」も半分くらい入ってきてます。

 清水さんといえば、最近はもちろんバリバリにハードな「秘密」でご活躍ですが、それしか知らない人がアリアを見たら、きっとびっくりしますよね。
 くらくらするほどロマンチックな画面。きらきら輝く少女マンガの世界。
 こういう世界はもう描かないのかなあ・・・。
 ご本人からすれば、きらきら画面は描き尽くした気分なのかもしれませんけど・・・。

 アリアのあとがき。
「デビューしたてで暇だった1982年と1983年に、10日に1枚ペースでカラーを描いた。あのころ山のように汚ない絵を描かなかったら、イラスト集なんて出すことはできなかったでしょう」というようなことが、書いてあります。
 なるほど、納得です。

 

              

「花色更紗」(波津彬子 1993年9月)

 

              

「彩織り幻想」(波津彬子 2001年11月)

 お次は波津さんですが・・・ほんっとーにお上手ですね・・・それしか言えません。
 2冊とも、雨柳堂などの自作マンガと小説イラストのお仕事とが、ミックスしてます。

 美男美女に加えて、文様のみごとさと色彩の上品さ。そっくりそのまま着物の柄にできそうでうっとりです。
 でもヨーロッパ調のイラストもすてきなんですよね。

 モノクロのイラストもいっぱい入っていますが、カラーと比べてなんの遜色もありません。
 清水さんもですが、まずはモノクロが上手、というのが私の中ではけっこう大事なポイントです。
 なんかイラスト集の表紙をのせるだけで、このブログの画面自体が格調高くなる気がしちゃいますね~(笑)。
 

 

               つづきます


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