この絵は、ちょっとタッチがちがいますね。
鉛筆で描いたものをコピーして原稿にしました。
1989.3
こういう、瞳の中にお星さまがないタイプの絵も、ときどき描いてました。
しかしこれ、よく見ると服着てないんですよね・・・。
えー、私が高校から大学生くらいの頃ですが、マンガ界に美少女ブームみたいなものが巻き起こりまして。
まあ、はっきり言うとロリコンブーム。これはいまブームの「美少女萌え」とは明らかにちがっていて・・・。
と言っても、いまの流行のことはよく知らないんですが、絵を見る限り、なんか根本的にちがう気がする。なんかね。
作家でいうと、吾妻ひでお、早坂未紀、ふくやまけいこ、水縞とおる・・・って、いまメジャー界には誰もいないかも?
ああ、歳月の流れを感じます。まあ、ずっとマンガ家として活躍し続けるっていうのは、至難の技なんでしょうね。
ところで!
その至難の技をやってのけていらっしゃる、少女マンガ界の女神、萩尾望都さまの原画展に、先週行ってまいりました。
これ! 美少女っていうのはこれなんです。いまのアイドルみたいな少女たちとはちがって、別世界なんですよ、別世界(力説!)。
この原画展は全国をまわってたらしいですが、ほんとに小規模で、東京では銀座の小さな画廊で開かれていました。
はじめて見る初期のイラストがけっこう多かったけど、繊細、のひとことで、うっとり。
そして「トーマの心臓」の生原稿があり、思わず拝んでしまいました。拝んじゃいますよ、本気で。
大きな美術館でやってくれないかなあ。十分お客さんが入ると思うのに、もったいないですよね。
銀の船と青い海 (河出文庫) | |
萩尾 望都 | |
河出書房新社 |
愛するあなた 恋するわたし: 萩尾望都 対談集 2000年代編 |
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萩尾 望都 | |
河出書房新社 |
上の本の出版記念の原画展だったみたいです。
私が買ったのは下の本だけど(笑)。少しづつ読んでるところです。
つづきます
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