komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

はるか昔に描いた少女たち(4)

2015年12月16日 | イラストなどなど

 この絵は、ちょっとタッチがちがいますね。
 鉛筆で描いたものをコピーして原稿にしました。


         1989.3

 

 こういう、瞳の中にお星さまがないタイプの絵も、ときどき描いてました。
 しかしこれ、よく見ると服着てないんですよね・・・。

 えー、私が高校から大学生くらいの頃ですが、マンガ界に美少女ブームみたいなものが巻き起こりまして。
 まあ、はっきり言うとロリコンブーム。これはいまブームの「美少女萌え」とは明らかにちがっていて・・・。
 と言っても、いまの流行のことはよく知らないんですが、絵を見る限り、なんか根本的にちがう気がする。なんかね。

 作家でいうと、吾妻ひでお、早坂未紀、ふくやまけいこ、水縞とおる・・・って、いまメジャー界には誰もいないかも?
 ああ、歳月の流れを感じます。まあ、ずっとマンガ家として活躍し続けるっていうのは、至難の技なんでしょうね。
 
 ところで!
 その至難の技をやってのけていらっしゃる、少女マンガ界の女神、萩尾望都さまの原画展に、先週行ってまいりました。
 

                


 これ! 美少女っていうのはこれなんです。いまのアイドルみたいな少女たちとはちがって、別世界なんですよ、別世界(力説!)。

 この原画展は全国をまわってたらしいですが、ほんとに小規模で、東京では銀座の小さな画廊で開かれていました。
 はじめて見る初期のイラストがけっこう多かったけど、繊細、のひとことで、うっとり。
 そして「トーマの心臓」の生原稿があり、思わず拝んでしまいました。拝んじゃいますよ、本気で。

 大きな美術館でやってくれないかなあ。十分お客さんが入ると思うのに、もったいないですよね。

 

銀の船と青い海 (河出文庫)
萩尾 望都
河出書房新社



愛するあなた 恋するわたし: 萩尾望都 対談集 2000年代編
萩尾 望都
河出書房新社

 上の本の出版記念の原画展だったみたいです。
 私が買ったのは下の本だけど(笑)。少しづつ読んでるところです。

 

             つづきます 


 

 「読みましたよ」のお知らせクリック
     お手数ですが、よろしければ・・・。