ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2013年09月06日 | アメリカのサマーキャンプ
日本では、まだまだ残暑が厳しいようですが、こちらでは、急に気温も下がり、日々、秋の到来を感じます。今朝の気温は15度!日中は20度を越えるようですが、朝晩はジャケットやセーターが必要になりました。

本日も、引き続き、今年の夏、アメリカのサマーキャンプに参加された生徒さん、保護者の方のご感想をご紹介いたします。

この生徒さんは、今年はじめて、アメリカのサマーキャンプに参加された、日本の私立中学に通う15歳の男の子さんです。お母さまが、ご結婚前に訪れたボストンの街も見て欲しい、そして日本の外の世界にも興味を持って欲しい、目を向けて欲しい、と思われた結果、サマーキャンプへの参加を息子さんにお勧めされたのでした。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答:僕が一番驚いたのは、皆、多趣味だったということです。僕は、特に趣味が多いわけでないので、話が通じる子ができたとかいう訳では無いのですが、先ほどまで一緒にサッカーをしていた男の子が、イブニングプログラムの時間で、ベースを弾いていたのには、尊敬をも感じました。特に音楽関係での彼らの趣味は、とても深く、感心してしまいました。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答:行く前まで、正直僕は日本で生きるのだから、英語はいいという考えで、英語に苦手意識がとても強かったです。けれども、彼らと会話や行動を共にしているうちに、日本で生活しても、外国人の友達がいるのならば、英語は必要ではないか、と思い、英語に対する向上意欲が出来てきました。

質問:来年もアメリカでのサマープログラムに参加したいと思いますか?その理由は?
答:出来れば行きたい。1年後の自分の進化が分かるのではないかと思い。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答:特に無し。

保護者の方のご感想
質問:お子さんからお聞きになられたプログラムの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答:キャビンのメンバーがとても良い人ばかりで、本当に楽しく過ごせたようです。全く英語が話せない中、やはりはじめの3日間はかなりつらい状況でしたが、その後はどんどん聞き取りができるようなり、充実した毎日だったと聞きました。日本では、体験することが難しい、ウォータースキー、マウンテンバイクなどのアクティビティーに参加できたことも、良かったです。

質問:お子さんをサマープログラムに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答:「案ずるより産むが易し」ということわざを、身をもって実感してくれたと思います。英語でのコミュニケーションで、今後の人生において、旅行、留学、その他の幅広い体験、経験が可能になるということが、理解できたはずです。海外に友達がいる!というかけがえのない宝物ができたと喜んでいます。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答:トイレがつまりやすかったと言っています。

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答:Kim様には、プログラム説明の時からサポートいただき、いつも心強く思っていました。これまでの実績の上でのアドバイスは不安を取り除いてくれるものでした。かけがえの無い経験のチャンスを下さり、本当にありがとうございました。

お母さまよりご相談をいただいたとき、”読書が好きで思慮深い生徒さん”という印象を持ちました。そして、アメリカの音楽や文化に特に興味をもっているわけでもなく、自分は自分というスタンスを持っている場合、アメリカのサマーキャンプに送り出した際、どのようにアメリカ人の”ノリ”についていけるのか、お母さまはご心配されていらっしゃいました。

子供ひとりひとりは、大人同様、みんなそれぞれです。同じサマーキャンプやサマースクールに送り出してみても、それぞれみんな異なる”ドラマ”を展開してくれます。上記感想を読んで、彼ならでは視点に感心しました。

同じ年頃のアメリカ人やヨーロッパや南米諸国からやってきたキャンパーたちの、生活を積極的にエンジョイしている姿勢を見て、色々と感じることがあったのでは、と思います。そして、周囲に無理してあわせることなく、マイペースでも、言葉の壁があっても、友情を育めることも、実感してくれたのでは、と思います。

キャンプに滞在している間に、ボストン市内の観光旅行にも参加して、お母さまがご結婚前に散策されたボストンの街を、この生徒さんも歩きました。

この夏、英語でコミュニケーションが出来れば、自分の世界が広がる!と、実感してくれたことを、彼の今後の将来につなげていって欲しい、と切に願います。

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